POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

ミスターガラス

ミスターガラスを鑑賞しました。

まず、前作があったということを知らずに鑑賞してしまいました。

しかし、かなり時期をあけての公開なので単体でも十分楽しめる内容になっております。

アンブレイカブル(2000)、スプリット(2016)と同一世界線のお話で、おそらくその二作を鑑賞してから観た方が楽しめます。

 

シナリオアウトラインは「スーパーヒーローは存在するのか!」です。

すべてのヒーロー世界線のエピソードゼロ的な印象を受けました。私は好きです。

ここが好き
結局は悪役とヒーロー役がいるのですが、なんともいい関係性で、お互いがお互いの存在を裏付けるような、アンパンマンバイキンマンのような関係です。
それでいてニックフューリー役サミェルLとプロフェッサーX役マカヴォイ、そしてダイハードのブルースと、なんともアツい配役です。
ブルースは別にスーパーヒーローのイメージは無いですが、とにかく私的にアツい配役です。
 
マカヴォイはこんなバキバキの体だったのですね〜、全然気がつきませんでした。

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しかし、テンポが絶妙に悪く、決してヒーロー映画ではありません。
結末も尻すぼみで、「…で?」感は否めません。
それでも名優たちの名演技で○です。
 
ひとりで暇つぶしに鑑賞するのに適しています。
どストレートなヒーローものに飽きたそこのきみ、ぜひ。
 
 

 

Avengers Endgame

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Avengers Endgameを鑑賞しました。

待ちに待ったAvengersシリーズへの終止符、です。

 

シナリオアウトラインは敢えて語りません。

 

ここが好き
まず今作に関しては運営側のネタバレへの警戒がかなり強かったです。
そもそも、Infinity Warの結末で主要キャラの半分を死亡させて終わったAvengers、
今作は半分死亡させたこの世界をどうするんだ?!というファンたちへの熱量溢れる回答になっています。
 
私自身、公開1週間くらい前からSNS等のチェックを注意したり、Avengers系のニュースは全く読まないようにしたりとかなりネタバレに警戒していました。
運営に関してはRDJ以外に結末を知らせないという徹底ぶり。
そこまでの徹底がなく、万が一予備知識がいくらか入ってしまってももちろん楽しく鑑賞することはできますが、そこを徹底すると120%楽しめることは間違い無いでしょう。
 
また、2008年のIron Manから始まる一連のAvengersシリーズの終止符としてMarvelが提示した答えとして、私はかなり満足できました。
ファンのことを思っているし、何より製作も作品のことをかなり愛しているのだろうということが伝わる仕上がりだからです。
物語自体にもかなりグッとくる場面がありましたが、そういった細かい描写ひとつひとつにも「これにてAvengersを終わらせる」という気合いを感じ、感傷的な気分になりました。
 
つまり、これは何度も言われて来たことですが、Avengersというタイトルのつく映画は予習なく鑑賞すると洗礼を受けます。
今作に関してもこれまでの全作を見ていないとピンとこない、いや、もはやMarvelとAvengersの根強いファンでないとわからない描写がたくさんあります。
それを見逃すまいとスクリーンの端から端まで舐めるように目ん玉を動かしながら映画を見るのはとても根気のいる作業でした。
 
鑑賞後、同じようにMarvelを愛する誰かと一緒に何時間でも語れるでしょう。
正直、鑑賞前日から「明日でAvengersが終わる」ということに焦燥を禁じ得ず、自分の人生において大事な何かがかけてしまうのでは無いかと不安な気持ちにもかられました。
鑑賞後の喪失感は想像通りありましたが、素敵な11年間をありがとうという気持ちの方が強かったです。
 
文句なしの100点です。
いままでありがとうMARVEL。
これからも感動をよろしく、MARVEL。
 

ボヘミアンラプソディ

ボヘミアンラプソディを鑑賞しました。

劇場で観よう観ようと思っていたのに結局家でPCで見ることになりました。

 

世代にもよると思いますが、私はあまりQUEEN信者ではありません。

しかし、やはり大半の人がQUEENの名曲は聞いたことがあるはずです。

そんなQUEENの、特にボーカルのフレディ・マーキュリーに焦点をあて、製作された今作。全然QUEENに興味がない人でも、彼に関する断片的な知識はあるのではないでしょうか?

ロン毛?胸毛?髭?どのイメージが一番強いですか?

私は圧倒的に胸毛と髭でWe Will Rock Youですね。

 

ここが好き
QUEENの曲はそれなりに知っていましたが、その製作されたバックグラウンドや彼の人となりを知ると、また解釈の仕方が変わります。
しかし、成功の陰には様々なドラマがあったようですね。
あの時代のビッグネームたちは本当に波乱万丈ですね。
 
今、町のレストランや古着屋、あらゆるBGMにQUEENが使用されています。
中でも、映画のタイトルにもなったボヘミアンラプソディは初リリース時、フレディの死後の再リリース時にチャート1位を獲得しており、それでも尚今回、また再燃しています。
不思議なものですね。
 
伝説のバンドの歴史を垣間見ることができます。
QUEENを聞いたことがないというそこのあなたも!
ぜひ見て見てください。
 
 ご覧になった方はぜひ、こちらの動画も見てください。

ビッグフィッシュ

ビッグフィッシュを鑑賞しました。

ティムバートン監督だとは知らずに鑑賞を始めたのですが、世界観は確かにティムバートン監督作品ですね。

これまで数々のティムバートン作品を鑑賞してきましたが、中でも好きな作品にノミネートされてしまいました。

いやあ、いい映画だった。

シナリオアウトラインをどう説明したらいいかわかりません。

とりあえずオビワンが出てますね。 

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ここが好き
たくさんの登場人物と二つの時間軸を行き来しながら物語が進んでいきますが、限りなく全ての登場人物にちゃんと役割が与えられており、みんなが魅力的な主人公、という感じです。
おとぎ話のようなストーリーを様々な登場人物の糸が紡いでいき、ひとつの物語を完成させます。
核は息子と父親の関係なのですが、それも綺麗にまとめられます。
ファンタジー感を強めすぎず、決して単なる人間ドラマではない、ティムバートンの新しい領域をみました。
古い作品ですけどね。
 
ぜひ、暗い部屋でじっくりと鑑賞してほしい作品です。
お父さんと喧嘩しがちなそこのあなた!
ぜひに。

亜人

亜人を鑑賞しました。

 

原作を読んだことが無かったので、冒頭は内容を噛み砕くのに時間がかかりましたが、かなり完成度の高い作品だったかと思います。

 

亜人という概念に関して説明すると、とりあえず不死身です。

殴られれば痛いし刺せば刺さるし打てば穴が空きますが、完全に絶命すると全て元どおりになって生き返ります。

この設定がかなりいい塩梅で、単なるスーパーマン同士の戦いにしない工夫になっているかと思います。

亜人ならではの作戦や戦い方もあり、かなり楽しめました。

 

また、主演の佐藤健綾野剛がもう体バキバキだこと。

眼福でしたねえ。

ここが好き
綾野剛演じる佐藤のキャラクターですかね。
基本的にはヴィランの扱いなのですが、バックグラウンドや言動がかなり魅力的なキャラクターで、ちょっと癖のある演技も受け入れられました。
 
戦闘途中で自殺しリセットする描写はAll You Need Is Killトムクルーズ主演のやつ)を彷彿とします。
本作で登場する幽霊(亜人粒子が人型になったもの?)の描写もAll You Need Is Killに出てきたギタイと似ていて、より彷彿としてしまいました。
この幽霊に関してはジョジョのスタンドと似たような扱いですかね。
 
と、他の作品に例えるのはあまりよろしくないレビューですが、そんな印象を受けました。
ストーリーやシナリオは全く異なるものです!
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日本のアクション映画としてはかなり完成度が高い作品だと思います!
続編のニュースは入っていませんが、続編も見たいと思える作品です。
 
ぜひに!

クワイエットプレイス

クワイエットプレイスを鑑賞しました。

結構好評だと思っていましたが、酷評の嵐ですねえ。

しかし、鑑賞すればそれとなくその理由はわかります。

シナリオアウトラインは「サイレントで戦う家族」です。

 

この映画はドントブリーズと対比されていますが、毛色は随分違いますね。

どちらもホラーに位置付けられていますが、どちらかというと今作はアクションでしょうか。

さらに違う点は設定の稚拙さです。

ドントブリーズは目の見えない退役軍人と、その彼をターゲットに強盗を企てる若者たちという他に解釈のしようのない二大勢力を作り上げ、一つの家を舞台にすることで作品のシナリオを固めています。

今作は「音を立ててはいけない」状況を作り上げるためにかなり無理やりな状況設定をしてしまい、その状況に対してツッコミどころがありすぎるので多くの反感を買ってしまったのではないでしょうか。

そしてその粗を自ら抉り出すような演出まで加えて火に油です。

 

しかし、その無理やり作り出した状況の中での緊迫感や驚きの演出は素晴らしかったのではないでしょうか。久々にドキドキしながら映画を見ました。

おいおいマジかよという展開も、まあ、なくはないにせよ、耐えうる範囲でした。

見終わった後の疲労感は半端ないです。

 

ここが好き
エミリーブラント迫真の演技。
中盤でかなり重要なシーンがあるのですが、サイレントであの演技は素晴らしいですね。
しかも撮影時はCG等もないと思うとさらにすごい!と感じます。
ドキドキ感もそこがマックスですかね。
 
なかなかツッコミどころが多い作品なので、週末に友人と突っ込みまくりながら鑑賞するのがいいのではないでしょうか。
静かなシーンが多く、なんとも不思議な感じです。
「静かにする」に関してはドントブリーズよりも徹底されているので、本当にサイレントな映画です。
 
人間は視覚が9割とは言いますが、その中でも声や音を発さずに何かを表現するのは非常に難しいことです。
イロモネアでもサイレントが鬼門ですしね。
それをこの映画はやっていると思ったらすごいことですよ。たぶん。
 
個人的には見ておいて損はないと思うので、ぜひ鑑賞して見てください!
 

メイズ・ランナー

メイズ・ランナーシリーズを鑑賞しました。
1、2砂漠の迷宮、3最期の迷宮の3本です。

あまり評判が高いとは言えないシリーズですが、見てみればまあ理由は明らかですね。
そもそもがヤング・アダルト向けの小説が原作なので、それを頭の片隅においておくと、憤怒せず鑑賞できるのではないかと思います。

いろんな映画の要素が混ぜこぜになった作品で、バイオハザードのような世界観であり、進撃の巨人のような世界観でもあり、エイリアンのような敵が出たり、いろいろとごちゃごちゃです。

高校生が行き当たりばったりで書いたようなガバガバなシナリオでストーリーが進みます。

シナリオアウトラインは「なろう系イケメン主人公、メイズをランし、メイズの外をランし、最後はメイズの中のシティをランする。」です。

 

メイズランナーというんだから、迷宮を走ってくれるのかと思いきやどっこい、メイズをランしているのはほんの一瞬だけです。

しかしとりあえず主人公とヒロインがイケメンと美女なのでどうぞ。

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テレサ役カヤ・スコデラリオはパイレーツオブカリビアンで見た顔ですね。

シリーズが進むにつれ、主人公トーマスはヒロインを乗り換えるのですが、乗り換え後のヒロインはこちら。

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んん、どこかで見た顔だなあ…。

アリータ:バトルエンジェルのアリータです。

 

とにかく、フレッシュな俳優・女優たちがたくさん出演しています。

仕上がりはテレビドラマっぽいですが、原作が原作ならしかたないでしょう。

シナリオの粗を除けば映像の仕上がりは丸です!

ものものしい迷路やエイリアン風の敵、バイオハザード風の町、目的意識の低い主人公たち。

 

ここが好き

ツッコミどころは満載ですが、なぜだろう、面白く鑑賞できました。

もはやその粗を探してあれこれ推理して補完していくのが面白いのです。

 

しかし、一人で見ているとイライラが我慢できなさそうなので、ぜひ誰かと一緒に一晩かけて前作はしご鑑賞してください。

で、あれこれ推理して、最後になにも伏線が回収されないもどかしさを共有してください!笑

 

でも好き。