POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

Laggies

Laggies(邦題:アラサー女子の恋愛事情)を鑑賞しました。

シナリオアウトラインは「大人になりきれない大人、子供に混ざって遊ぶ」です。

 

キーラ・ナイトレイサム・ロックウェル、クロエ・モレッツという渋いオールキャストで臨むラブロマンスです。

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メーガンとアニカの絡みが愛らしいのと、サムロックウェルがかっこいいのでとりあえず最後まで飽きずに見ていられます。

サムロックウェルは3枚目のことが多いですが、憎めないしダンディだし好きなんですよね。

ここが好き

高校時代の友人たちとの人生観のギャップに悩むメーガンが、何も考えなくても何もかも楽しかった高校時代を生きるアニカに出会い、人生を見つめ直す、とても良いテーマでした。

 

人生は潮流のようなもので、ふわふわと漂っていたつもりがいつのまにか流れに乗っています。ちょっと方向性が違うなと思っても世間体が方向転換を邪魔します。

メーガンはちょっと極端ですが、大なり小なり人間ならばぶつかる悩みだと思います。

特に20代後半とかに世間体のビッグウェーブが来て、人は大きな選択を迫られます。

急ぐ人、引き返す人、立ち止まる人、そもそも流れに乗っていないと気づく人、

 

なんだか、自分がメーガンの世代に当てはまっているからか割と刺さるテーマでした。

 

世間体や社会的通念に悩まされているそこのあなた、

近しい友人とこの作品を見て語ってみてはいかが?

別の人生が見えてくるかも。

The Babysitter

The Babysitterを鑑賞しました。

Netflixオリジナルの映画ですが、完成度高く楽しむことができました。

 

シナリオアウトラインは「ホットでクレイジーなベビーシッターと…」です。

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オーストラリアの女優サマラ・ウィーヴィングがヒロインのベビーシッターを演じています。

特徴的な美しい顔立ちで、私の大好きな作品「モンスタートラック」にもモブ役で出演していたようです。

 

いじめられっ子の主人公コールには美人で仲良しのベビーシッターがついています。

週末、コールを置いて何処かへ出かけるという両親の計らいでビーがコールの世話をすることになります。

幼なじみのメラニーにベビーシッターは子供を寝かせてから彼氏を連れ込んでイチャイチャするのが定番と聞き、その週末は寝たふりをしてビーが夜何をしているのか突き止めようとします。

すると…

というお話。

ここが好き
サマラ演じるイケイケなベビーシッターとその仲間たちとのコールの攻防が見ものです。
カントリーサイド特有のエモい街並みとと青春の甘酸っぱさと共に。
ここに絡んでくる幼なじみのエミリーアリンも可愛いです。

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これ系の映画に必要な街並みとヒロインとヒロイン2といじめっこと厄介なご近所さんと禄でもない親が揃っています。
 
日本ではあまり馴染みのない文化であるベビーシッター、
海外でのステレオタイプはどんな感じなんでしょうか。
こんなにホットなベビーシッターはリアルなんですかね。
 
何も考えられずに見られるので、土曜の夜に友達といかがでしょうか。
 

スレンダーマン

スレンダーマンを鑑賞しました。

アメリカの有名な都市伝説、子供をさらうスレンダーな男(?)の話。

妖怪のような感じですが、妖怪よりもたちが悪い怖さしてます。

シナリオアウトラインは「顔なしガリガリ触覚男の夢を見る」です。

 

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スレンダーマンといえばネット界隈にも画像は出回っており、

上記が中でも有名な写真かと思います。

背の高い黒づくめの男で、触覚もニョロニョロと生えているようですね。

どう見てもタキシードを着ているのですが、黒いボディなだけかどうかはわかりません。

 
ここが好き
このスレンダーマンはかなり現代版に再解釈されており、スマホとか駆使してきます。
スマホから出てくる貞子みたいな感じでしょうか。
そもそものことの発端が呪われた動画をネット上で見たことなので、かなりイマドキですね。
 
一つ気になるのはスレンダーマンの行動の目的ですかね
ITもそうですが、ただただ子供をさらうだけではなんとも目的意識が低く、つまりは解決の糸口もなく、なんとも不完全燃焼です。
 
今作もただただ被害にある子供たちをみるだけで、
さらにはITのように立ち向かうことも難しいので、本当にただ餌食になるのをみることしかできず、
皆さんもどんな気持ちで見ていいか分からなくなると思います。
 
しかしシンプルなホラー映画なので、夏の夕方にでもいかがでしょうか。

CHILD’S PLAY

CHILD'S PLAYを鑑賞しました。

言わずと知れたホラーの代表作、お人形チャッキーが人を殺しまくる作品です。

シナリオアウトラインは「aiチャッキーロボ、暴走」

 

今回はai搭載ロボチャッキーの暴走という、ホラーというよりはロボットディストピア系の作品に仕上がっておりました。

見た目もなんだか記憶とは随分違います。

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以前もかなり受け付けない見た目の人形でしたが、今回もかなり受け付けない見た目の人形でしたが、今回もかなり受け付けない見た目です。

 

ここが好き

以前のチャッキーとは違い、今回は誰かの命が宿っているということはなく、子供向けのai搭載人形で、登録した人の大親友として遊んでくれるおもちゃです。

かなり今時な設定で、物語の中心となるチャッキーは作業員によって行動制限を解除された特別な個体です。

そのため、親友を守るために過剰な行動をしてしまいます。

つまり、チャッキー暴走の理由が純真で真っ直ぐなので、ストーリーが進むにつれ悲しい気持ちにもなります。

ITの製作陣が作ったようですが、ITより好きでした。
 

現代版に再解釈されたいいチャッキーです。

R15でB級なスプラッタシーンも多いですが、

夏の夜にいかがでしょうか。

 

I Origines

I Originesを鑑賞しました。

シナリオアウトラインは「目に魂が宿る」です。

 

アストリッド・ベルジュ=フリスベ演じるソフィーがとにかく印象的な映画です。

しかし、マイケルピット演じる主人公も負けずの存在感です。

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マイケルピットは作中と印象があまりにも違いすぎて画像検索してもすぐに本人と気づきませんでした。

最近見た映画だと、Criminalに出演していたようです。

アストリッドはパイレーツオブカリビアンで人魚役をやっていたとのこと。

特徴的な顔立ちです。人魚をやっていたのも覚えています。

 

今作は目に焦点を当てており、ソフィーの特徴的な目で2人は惹き遭わされます。

本当にこんなに綺麗な目をしているのか!と思いましたが、画像検索してみると、なるほど確かにこんなに綺麗な目をしているようです。

日本人はみんな同じ目をしているので、欧米諸国の目の色の多様さには驚かされますね。

 
ここが好き
直接的に目をフィーチャーしてはいるものの、描写がお洒落でミステリアスで、
ミステリアスな2人の絡みもまた良くて、
その上かなり理系な流れでお話が進みます。
最終的にはSFな感じにもなるのですが。
 
何はともあれ好きな役者が2人も増えた映画でした。
過激なシーンもあるので、土曜の昼下がりにゆっくりどうでしょうか。

THE HEAD

THE HEADを鑑賞しました。

山P出演のHuluオリジナルドラマということで日本でも話題になりました。

シナリオアウトラインは「南極基地で、あなたの番です」

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今まで数々の日本人が海外作品に挑戦してきましたが、序盤に殺されるのがオチでした。

山Pはどうでしょうか?

 

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また、ヒロイン役に抜擢されたキャサリン・オドネリーもチャーミングかつミステリアスなマギーを見事に演じていました。

 

ここが好き
回想シーンを上手く利用し、かなりミステリアスなままストーリーが進んでいきます。
最終回まで見た感想ですが、いくつかミスリードのための回想シーンがあるのではないかと、
もう一度見返す前ではありますが思っています。
そういったミステリー性も含め最後まであれこれ考えながら見られる作品です
とはいえ伏線がかなり貼られているので、気付く人は真犯人に早い段階で気づけるみたいです。
 
たった6話でかなり密にストーリーを仕上げているなという感想です。
 
休日に一気見してみてはいかがでしょうか。
山Pの堪能な英語にも注目!

JOKER

JOKERを鑑賞しました。

劇場公開時に鑑賞していたのですが、レビューをしていなかったですね。

シナリオアウトラインは「笑っちゃう親切な男、狂う」です。

 

特にクリストファーノーラン監督のThe DARK NIGHT(2008)でかなりカリスマ的存在に上り詰めたヴィラン界のキングです。

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ヒースレジャーが演じたこのジョーカーはメイクアップやファッション、演技力、総合点がもう満点を振り切っていて、映画の内容と共に映画史に残っています。

さらには、不謹慎な話ではありますが、ヒースレジャー本人が映画の公開を待たずして急死し、その原因も相まってレジェンドとなっています。

そんな芸術的なDark Nightから11年。

満を辞してジョーカーの人生に焦点を当てた映画としてこのJOKERがリリースされました。

 

アメリカでは公開に際してJOKERに触発された若ものが犯罪を起こすのではないかと厳戒態勢を敷きました。

 

それほどまでにカリスマ、JOKER。

 

日本も2019年のハロウィンはジョーカーの仮装で溢れていました。

 

ここが好き
適度にバットマンも絡めたJOKERの生い立ち。
彼がなぜ気の狂った悪役になったのか、なぜ笑っているのか。
そういったことを丁寧に説明した映画です。
 
Dark Nightに比べるとビビッドな衣装と、トレードマークでもあるピエロのメイクアップ。
優しい青年が少しずつ狂っていく描写。
 
しかし、賛否もあります。
彼がJOKERになるほどの辛く理不尽なバックグラウンドではないとか。
 
特に自分の意見を述べようとは思いませんが、
皆さんもご覧になった上でJOKERがJOKERたるストーリーとして納得できるかどうか、
考えてみてください。