POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

IT THE END

IT THE ENDを観賞しました。

前作ITはかなり話題になりました。

ビル・スカルスガルドの怪演が評判で、新感覚ホラーという感じで大絶賛でしたね。

実はスティーブンキングの小説を映画化したものですが、1990年に一度映像化されています。

海外ではピエロ恐怖症というものがあるくらいピエロが恐怖の対象になっています。

日本でいう貞子のようなアイコンですかね。

そういった人からしたら恐怖倍増なのでしょうか。

 

前作はピエロに襲われる子供達のストーリーでしたが、今回はその子供たちが成長して大人になったあとの物語です。

 

ここがきになる
結局、前作だけで良かったんですよね。
スタンドバイミー的というか、弱い存在である子供達が、超常的存在のピエロに立ち向かう構図と、子供達の成長が映画としてかなり完成度を高めていました。
今回は社会的にも力をもった大人である主人公チームと、全く成長していない、腑抜けたピエロの戦いです。
あんなに超常的恐怖をもっていたのに、一度負かされた子供達のことをウジウジと27年も想い続け、挙げ句の果てにわけのわからない敗因で負けていくという始末。
 
はっきりいって見なくていいですね。前作で満足して今作を期待している人ほど見ないほうがいいです。ITの完成度を下げています。
はい、解散。

Fukushima 50

Fukushima 50を鑑賞しました。

個人的にこういった邦画はあまり見ないのですが、良作でした。

 

当時私は埼玉に住んでいて、東日本大震災の揺れは、恐ろしいほどに伝わりませんでした。

妹とリビングのテレビを抑えたのを覚えています。

その行為はいつもの地震と一緒で、その後テレビでは衝撃的な映像がたびたび流れましたが、ひどく他人事でした。

 

あらためてこの作品で東日本大震災を被災地の中から見てみると

なるほど非常事態だったのだなと感じました。

 

ここが好き

ここがすきというほどでもないのですが、

忠実に当時の様子を再現しているとのことです。

なかでも原発に関する知識すら私は不足していたので、勉強になりました。

原発に反対する人は世界中に多数いますが、確かに危険な発電方法で、

我々が津波を甘く見、あんな海沿いに原発を作った結果招いたのがあの事故でした。

 

最悪の事態では東京までもが避難対象地区になっていたとは知りませんでした。

登場人物たちの決断ひとつで今のこの日本がなかったかもしれないと思うと、

勉強のためにみておいてもいい作品です。

ひとつ、菅首相はあんなキャラだったのか?と疑問には思いますが、

目をつむりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

ロスト・エモーション

ロスト・エモーション(原題:Equals)を鑑賞しました。

「意図的に感情を喪失した世界、生きやすい」です。

いろいろあって、人類は「感情のせいで社会が狂う」と結論づけ、遺伝子操作で感情を排除し、ボーっとした社会を築き上げたのです。

これといった理由はないですが、彼らの生きざまを見ていて、日本みたいだなあと皮肉に思っていました。

感情をなくした結果、ぼんやりとした統一された意志のようなものがあり、みんなそれに右倣え。すこしでも異議を申し立てると総スカン。

今作では住民全員が白いユニフォームのようなものを着ていますが、日本の社会人が決まって揃いのスーツを着、同じ髪型をし、当然のように乗車率300%の電車に乗り職場へ向かうのと何ら変わりありません。

感情を失った彼らは働くロボット、社会を動かす歯車です。何はともあれ不気味です。

照明が暗めなのか、登場人物たちの瞳孔が開ききっている描写がよくありました。意図的だったのでしょうか。

 

小学校でとある生徒が別の生徒を叩き、叩かれた生徒が泣いてしまったとき、

先生がやってきて叩いた生徒に謝罪を強要し、叩かれた生徒には許しを強要します。

本人たちが全くそんな感情を抱いてないにせよ、形骸化させた儀式で事態を収束させます。

そもそもの問題解決になっていません。

そんな話を、思い出しました。

 

ここが好き
でもそんな中で感情を発症してしまった二人が惹かれあいます。
この世界でたった二人なのかと予想していましたが、感情を発症する方は多いようで、その中の二人に焦点を当てただけです。
本作のおかしな世界観の中で、感情を持った二人の挙動はとても安心感を覚えます。
最初から最後まで淡々とした作品ですが、淡々としたまま終わったのはむしろ好印象です。
 
そして無機質な世界だと思っていたうちのいくつかは安藤忠雄が作った日本の建築だとか。
日本の質実剛健というか、わびさびというか、そんなコンセプトはこういう風に映っているのかもしれません。
土曜の夜に真剣な顔で見たい作品です。
どうぞ。

(r)adius

(r)adiusを鑑賞しました。

半径15m以内、即死亡という強烈なキャッチフレーズの映画です。

 

これまた、素晴らしいキャッチフレーズを使った駄作でしたが、

時代が時代なのか、映像はきれいで、おかしなCGもなく、

大筋は「半径15m以内に踏み入った生き物を即死させる男」の話です。

これだけでよかったのに、

「男の能力を相殺できる女」が登場し、都合よくふたりとも記憶喪失という渋滞です。

 
ここがきになる
まず、自分がその能力を持っていると気づく、女がその能力を持っていることに気づく要素がなさ過ぎて、ストーリーに入り込めません。
ついには終盤でおかしなもう一つの設定が出てきて、話が完全にまとまらなくなりました。
 
「半径15m以内に踏み入った生き物を即死させる」人が何人か出てくる程度ならまだしも。
とにかく思いつくまま撮ってたら収拾が付かなくなったから全員殺したみたいな。
 
テーマが面白いので見てもいいですが、優先すべき作品ではありません。
残念。

エージェント・ウルトラ

みんな大好きジェシー・アイゼンバーグ主演、エージェントウルトラ(原題:American Ultra)を観賞しました。

男の子なら誰もが妄想したことのある「もし自分が記憶を消されたスーパーソルジャーだったら」の話です。

 

トワイライトでおなじみクリステンスチュワート演じるヒロインもとびきり可愛くてボーっとしながら最後まで見られます。

 

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ふたりともイカしてます!

 

ここが好き
余計な御託はいらねえ!とにかく見ろ!と言わんばかりの説明の少なさと、アクションシーンの派手さです。
よくある設定といえばよくある設定なので、あえて説明は省き、二人のかっこよさを見せていくスタイルです。
そんでもって深い内容もありません!
 
よく考えず見れるので、金曜夜にビール片手にどうでしょうか?
 
 

ALONE

ALONEを鑑賞しました。

「砂漠の真ん中で地雷踏んじゃった」です。

 

ずっと前から観賞したかった作品で、幾度となく配信サイトを徘徊していたのですが、

なかなかDVD以外で見る方法がなく、諦め掛けて幾星霜。

発見してときめきを思い出したので観賞しました。

 

ジェームズ・フランコが演じた127時間と似た設定ですね。

もっとも、あちらは実話のようですが。

 

今作は地雷を踏んでしまった男の数十時間の物語です。

 

ここがきになる
地雷を踏むのがクライマックス!
地雷を踏んだ彼は援軍を待つのみ。地雷をキャンセルする工夫もなく、
ただただ降りかかる災難をいなすだけです。
 
そして踏むまでのストーリーもひねりがなく肩透かしです。
 
なんとも、設定が面白かっただけに、
この設定を使って、よくもこんな駄作を作ってくれたなという気持ちです。
 
付け焼き刃の知識を下記。
①今作の地雷は踏んだ後、足を離すと爆発するタイプの地雷。
②最近は踏んだ途端に爆発するような仕組みになっていることも多い。
 
以上を含め、ツッコミどころが満載の映画、
でも金曜の夜に友人とお酒を飲みながら、こんなシチュエーションになったら、どうするよと、話しながら見るのは楽しいかもしれません。
 
いかがでしょうか。

アウトブレイク

アウトブレイクを鑑賞しました。

コロナウイルスで鑑賞数が増えているらしいです。

「猿から始まるウイルスバスター」です。

 

今回のコロナはコウモリから始まった、と言われていますが、

今作は猿がウイルスを運んでいて、それがアメリカに渡ったところから話が始まります。

 

接触感染、飛沫感染、空気感染、一人が感染し、潜伏期間を越えて、最後の感染者の死亡から潜伏期間以内に新規感染者が出るかどうか、

コロナは今作ほど悪質なウイルスではないですが、感染拡大は映画の中より深刻です。

 

この映画を見ていると、感染を拡大しないように注意して生活をしようと思えます。

 

ここが好き
妙なリアル感と、ウイルス問題だけではないシナリオ構成が魅力です。
ダスティンホフマンを筆頭に、モーガンフリーマン、人間関係から価値観の違いまで素晴らしく演じております。
 
端役も魅力的なキャラクターばかりで、このコロナショックになぞらえて、
かなり前のめりに見ることができました。
 
みなさんもコロナに備えてこの映画で予習しておいた方がいいですよ。