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ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

トーキョーとふちねこ

ふちねこをご存知だろうか。

シャノアール系列のカフェで定期的に開催されるドリンク3杯分のレシートで交換できる猫のマスコットだ。2015年にシャノアール50周年として誕生した。

私は2018年2月の「第三弾ふちねこ」でその存在を認知した。

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当時カフェに行く機会が多くあり、特にスタバ信者でもない私はふちねこに釣られ地道にレシートを集めては年甲斐もなく「交換してください!」とふちねこを収集していた。特に私はベローチェかスタバか、値段か雰囲気か、というカフェの選択肢の持ち主で、気分によって使い分けていたが、ふちねこ期間はベローチェにしか行かなかったと言っても過言ではない。

いくつかダブりながらもなんとかコンプリートした時は至幸だった。

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しかし、今となってはイカ耳一匹以外野生に還っていた。ふち〇〇を持っている方はご理解いただけると思うが、これをフチに設置することは無い。

そんなふちねこの新シリーズが始まった。

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かわいい…。累計で第4弾となる。

ベローチェはチェーンカフェの中では随一の安さを誇っており、その人気は根強い。質が悪いと言うわけでもなく、店員の教育も行き届いていて、カフェ顧客満足度ランキングでは堂々の一位を飾っている(2018)。

確かに、ベローチェで居心地の悪さを感じた強い記憶はない。強いて言えばテーブルが小さめだったり、安さ上に客層のモラルが低かったりするくらいだ。

そんなベローチェがこのようなキャッチーなキャンペーンをやるのは私からすると「ちょっとずるい」。

なんとなくベローチェは(というか、安価が特徴の店舗は)価格と引き換えに質が落ちたり、ダサかったりするものだと考えていた。しかし、客の消費欲を的確にくすぐるキャンペーンを仕掛けてきたり、顧客満足度でトップに輝いたりする。

顧客満足度は定められた基準で図られている。公益財団法人日本生産性本部が定めた基準で、

【顧客期待(企業・ブランドへの期待)】 
「プログラム、施設・設備、従業員、サービスなど様々な点から見て、当社の総合的な質に、どれくらい期待していましたか。」など3設問

【知覚品質(全体的な品質評価)】 
「過去1年間にあなたが利用した経験から判断して、フィットネスクラブとしての当社はどの程度優れていると思いますか。」など4設問

【知覚価値(コストパフォーマンス)】 
「あなたが当社で支払った金額を考えた場合、プログラム、施設・設備、従業員、サービスなど様々な点から見た当社の総合的な質をどのように評価しますか。」など3設問

顧客満足 
「過去1年間の利用経験を踏まえて、当社にどの程度満足していますか。」など3設問

【推奨意向(クチコミ)】 
「あなたは、当社について友人や知人と話すことを仮定した場合、以下の点を好ましい話題としますか、それとも好ましくない話題として話そうと思いますか。 1.商品の魅力(基本サービス)/2.会社としてのサービス(サービス環境)/3.情報提供/4.従業員・窓口対応」

【ロイヤルティ(将来への再利用意向)】 
「次回、フィットネスクラブを利用する場合、当社を第一候補にすると思う。」など4設問

という6つの軸に沿って質問をし、100点満点で得点が与えられる。これはカフェというカテゴリで行われる調査ではないので、業種や品種を超えて比較もできる。

こういう明確な基準をもって評価されていると、まあ信頼できる。

ちなみに私は価格を重視する。代表的なチェーンカフェのコーヒーの値段を比較して見た。

カフェ 値段
ベローチェ ¥200
サンマルク ¥270
ドトール ¥270
エクセルシオール    ¥350
スターバックス ¥345
タリーズ ¥370
上島珈琲 ¥400
コメダ ¥420(¥400)   

M、R、T等、標準サイズを頼んだ場合の値段を比較するとベローチェは圧倒的に安価である。学生の頃はそれはもうお世話になったものだ。利率がどうなっているのか知りたい。

確かに、電源やWi-Fi、完全禁煙など、ベローチェは確実にスタバほどのブランディングはできていない。それを鑑みても総合的に見てかなり優等生だ。

今年もいそいそとベローチェに通いつめ、ふちねこを集めようと思う。3杯飲んでも¥600だ。