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ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

キューティ・ブロンド!

キューティ・ブロンド(原題:LEGALLY Blonde)を鑑賞した。

スクールカーストトップのヒロイン・エルは堅実な家庭のボーイフレンドに「ブロンドだから…」という理由で振られてしまう。彼はハーバードのロースクールで弁護士を目指すため、弁護士である自分に似合う女性を大学で探すというのだ。

アメリカンジョークでもよく取り上げられますが、ブロンドの女性はしばしば蔑視されます。特に頭が悪いとか、品が無いという理由で。

この映画を見ていてさらに、綺麗な髪と端正な顔、そしてグラマラスな身体を持ったブロンド女性は特に性の対象として見られ「若い時代の過激な恋愛の対象」でしかないというイメージがあるということが分かりました。

この作品ではアメリカンジョークもたじたじな程ブロンド女性を極端に描いており、特に、悪い部分が削ぎ落とされているように感じます。

劇中に登場するブロンド女性たちは確かに頭は悪そうですが、社交的で明るく前向き、素直で努力家、というような描き方もされています。最後は気持ちいいくらいのハッピーエンドで終わるのもなんとなく作品の趣向にあっているなと感じました。

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私は生まれてこのかた交友関係にブロンド女性がいたことが無いので分かりませんが、ヒロイン・エルは最後にはとても賢い女性として私の目に映りました。

頭のキレも早いし、とてもロジカルです。

また、ダサくてガリ勉ばかりのロースクールにバッチリおしゃれをしていき、ひとりだけ浮き倒す様子は見ものでした。

私が大学に通っていた頃もこういった学生はいました。良くも悪くも自分を持っていて浮いてしまう子です。

しかし、そういう子に限って幸せそうだし成功します。エルもその一人でした。

受験のための映像論文の審査で採点官たちが彼女の作品を見、入学資格を与える場面が私のお気に入りです。

そもそもエルは筆記試験を突破し、ボーイフレンドであるワーナーは補欠だったので、入学時点ですらエルの方が優秀であったということが分かります。

日本でドラマ化してもヒットしそうなシナリオだと思います。

映画化の後、ミュージカルとしても公開されたようです。

確かに、軽快さ・ポップさ共にミュージカルでもいけそうですね。

キーワードは「自信!」ですかね。私もこんな生き方をしてみたいものです。

落ち込んだ時にもう一度見ようかな。