クロニクル
クロニクルを鑑賞した。
シナリオアウトラインは「ある日突然超能力に目覚めたら…」です。
男女問わず誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
それをPOV形式で作品としてまとめたものです。
主人公アンドリューを演じたのはデイン・デハーン。
アメイジング・スパイダーマンシリーズでハリーを演じましたね。
今回は大いなる力を授かる側です。
主人公アンドリューは冴えない高校生。
ある日自分の生活を全てビデオカメラに納めることにします。
これはまあ、不自然極まりないですがPOV形式にするための前書きですね。
別にPOVじゃなくてもいい気がしますが、ちょっとだけ臨場感がでます。
設定が曖昧だったりCGの質が低かったりしますが、全体としては満足です。
普通の高校生、しかも冴えない高校生がある日突然超能力に目覚めたらこうなるだろうなあ、と丁寧に描写しています。
そのパワーが徐々にエスカレートしていくのが物語の核です。
さあ、最後にはどうなってしまうのか。
主人公の性格です。
JUMPERという超能力映画でもそうでしたが、超能力に目覚める者が必ずしもものすごく正義感が強いとは限りません。
実際自分が超能力に目覚めたら身勝手に使うと思います。
そういう人間味溢れる主人公というのは感情移入しやすいし、現実的でもあります。
デイン・ハーンの演技はとても思春期な感じをうまく表現しています。必見です。
84分という短時間でライトにみられる作品でもあるので、
友達と自宅で時間つぶしに〜なんて時にぴったりです。
キーワードは「思春期」です。
自分だったらどんな風に超能力を使うのか、考えながらみてみてください!