Switch
Switchを鑑賞しました!
古い映画ですが、とても面白い作品でした。
主人公は女たらしの男性ウォルター。
ひどい仕打ちをしてきた女性に殺されてしまいます。
しかし、訳あって生き返りますが、女性として生まれ変わってしまいました。
シナリオアウトラインは「女たらし、女に転生」。
主演のエレン・バースキンはゴージャスな女性を見事に演じています。
転生モノといえば昨今のトレンドですね。
多少古いだけあって男性優位社会が描かれています。
その中でも女たらしのウォルターが女性に転生してしまうのです。
ウォルターは自分がしてきた仕打ちを自分で体感することになります。
ここが好き
今これを見るとかなりのフェミニズムを感じるのではないでしょうか。
しかし、感情的に煽られるフェミニズムよりこの作品を見せた方が「女性の受ける性的差別(区別)」を実感できるのではないでしょうか。
私は全くそういった思想はありませんが、女性が女性として生きるのはとても大変だということが作品全体を通して伝わってきます。伝えようという気合いも伝わります。
ひとつ欠点をあげるとすれば「美しい女性」に転生するという都合主義だけ見逃す必要があります。
全体としては軽快かつポップにストーリーが進むし、何をどう伝えたいかも簡潔にわかります。そして全く嫌味じゃないので、「ああ、女性は大変なんだなあ」と素直に思える作品です。
キーワードは「母」。
いつもいつも「女性は〜」「女性だから〜」と社内で女子社員から密かに嫌われているそこの嫌味上司!
これでも見やがれ!