ジェーン・ドウの解剖
ジェーン・ドウの解剖を鑑賞した。
あらゆるレビューで書かれているがジェーン・ドウというのは英語・女性版「名無しの権兵衛」ということらしい。
つまり、身元のわからない女性の解剖を行うよ、と単純な設定だ。
かなりストレートなホラー映画で、展開が予想しやすい。展開が予想しやすいが上に怖い。
最近じゃ日本のホラー映画もバイオハザード化していて大きな音と突然のフレームインに頼らなければ観客を脅かせないようになってしまった。
今作もある意味ではその域を超えてはいないのだが、久しぶりに指と指の隙間から画面を見るということをした。
映画製作の優等生がものすごく丁寧に作ったような映画で、「はい、どうぞ」という感じの伏線や、やたら細かい解剖の描写。手引き通りの脅かし方、みたいな感じだ。
面白かった。
主演はガールネクストドアのエミール・ハーシュ。大人になった…。
ここが好き
ジェーン・ドウという存在だ。
この作品は完全にジェーン・ドウを軸に話が進んでいくが、肝心のジェーン・ドウは死体だ。
しかしどう考えてもジェーン・ドウが一番怖い存在なのだ。
あまり説明するとネタバレになるので言わないが、とにかく観て欲しい。
久々にいいホラー映画を観た!
夏も終わったが、ホラー映画で寒気を感じたい人、ぜひ!