LOOP/ループ-時に囚われた男-
LOOP/ループ-時に囚われた男-(原題:HUROK)を鑑賞しました。
始まってから英語じゃない!!って気が付きました。メルシーとか言ってるからフランス語かなぁと思っていたらハンガリー映画でハンガリー語なのですね。
ふらっと観始めた映画でしたがなんとも息をのむ作品でした。
シナリオアウトラインは「麻薬売人の俺、謎のタイムループから出たい!」です。
気持ちとしては超ダークなバックトゥザフューチャーを見ている気分でした。
私はこの映画を理解しきることが出来なかったため、鑑賞後に片っ端からネタバレレビューを読みましたが、結構酷評の嵐ですね。
しかし、好きな人は好きで何度も見返してループの謎を見極めてやろう!というレビューも見かけました。
バックトゥザフーチャーやオールユーニードイズキルと比較されてのレビューが多いですが、「なぜループするか」に全く焦点を当てていないので、謎が謎のまま終わります。加えてダークな世界観とダークなストーリーですっきりしない方が多いのではないでしょうか。
観る前から「超難解」という情報を得ていたので、かなり前のめりに見ました。
批判的な感想が多いですが、映画自体はとても作りこまれていて好感が持てました。
しかし、かなり矛盾が多く、タイムループ作品を作るにしては配慮が足りないかなとは思います。
ここが好き
この作品に関してはオチが好きです。ぞわぞわする終わり方をします。
批判的レビューの通り、人によっては途中の矛盾にムカついたり、ちょっとストーリーが冗長だったりして飽きてしまうかもしれません。
しかし、そのマイナスの感情を乗り越えて結末を見てもらえると作品の点数が3点くらい上がるかもしれません。
ただ!
全体的なシナリオ構成と主人公のクズっぷり、行動心理の謎、目的性のなさ、パラドクスの無視等々、マイナスポイントがありすぎるので星は2つで。
オチだけなら4なんだけど。
という何とも人に勧めがたい映画です。
キーワードは「矛盾」です。
ハンガリー語の練習をしたいそこのグローバルなあなた!
相当暇ならこの映画を見てみてください。
そしてレビューを書いてください。