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ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

17歳のエンディングノート

 

17歳のエンディングノート(原題:Now is Good)を鑑賞しました。

主演がアイ・アム・サムダコタ・ファニングという情報のみで鑑賞しました。

大半のシーンがベリーショートでの出演ですが、可愛さ、演技力を遺憾無く発揮しています。

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邦題の「17歳のエンディングノート」と冒頭の最期までにやりたいことリスト〜という件から、「ああ、そういう系ね」と思ってはいけません。ダコタ・ファニング演じるヒロイン:テッサはどこか達観しています。ダコタちゃんの演技力がこの達観を可能にしているのだと思います。

冷静で物事を俯瞰しつつも自分の状況への不満や恐怖もある。周りを巻き込みたくないけど、一人でいるのも怖い。見て欲しいけど、見て欲しくない。そんな色々な感情が入り乱れているのが作品全体を通して伝わってきました。

強いて言えば、やりたいことリストの内容がかなりチープですが、ティーンエージャーの考えることなので、大目に見ましょう。

ここが好き
テッサを取り巻く人たちの魅力です。
もちろん、テッサ自身の魅力はいうまでもありません。
そんな素敵なテッサを取り巻く家族や友人、ボーイフレンドがかなり魅力的で、それがこの作品の完成度を高めています。
特に私は父親が愛おしくてたまりませんでした。
こんな風に愛されたいものです。
 
もし自分がテッサの立場だったらこんな風に最期を迎えることができるか。
大切な人とじっくり見るのもいいかもしれません。