メイズ・ランナー
メイズ・ランナーシリーズを鑑賞しました。
1、2砂漠の迷宮、3最期の迷宮の3本です。
あまり評判が高いとは言えないシリーズですが、見てみればまあ理由は明らかですね。
そもそもがヤング・アダルト向けの小説が原作なので、それを頭の片隅においておくと、憤怒せず鑑賞できるのではないかと思います。
いろんな映画の要素が混ぜこぜになった作品で、バイオハザードのような世界観であり、進撃の巨人のような世界観でもあり、エイリアンのような敵が出たり、いろいろとごちゃごちゃです。
高校生が行き当たりばったりで書いたようなガバガバなシナリオでストーリーが進みます。
シナリオアウトラインは「なろう系イケメン主人公、メイズをランし、メイズの外をランし、最後はメイズの中のシティをランする。」です。
メイズランナーというんだから、迷宮を走ってくれるのかと思いきやどっこい、メイズをランしているのはほんの一瞬だけです。
しかしとりあえず主人公とヒロインがイケメンと美女なのでどうぞ。
テレサ役カヤ・スコデラリオはパイレーツオブカリビアンで見た顔ですね。
シリーズが進むにつれ、主人公トーマスはヒロインを乗り換えるのですが、乗り換え後のヒロインはこちら。
んん、どこかで見た顔だなあ…。
アリータ:バトルエンジェルのアリータです。
とにかく、フレッシュな俳優・女優たちがたくさん出演しています。
仕上がりはテレビドラマっぽいですが、原作が原作ならしかたないでしょう。
シナリオの粗を除けば映像の仕上がりは丸です!
ものものしい迷路やエイリアン風の敵、バイオハザード風の町、目的意識の低い主人公たち。
ツッコミどころは満載ですが、なぜだろう、面白く鑑賞できました。
もはやその粗を探してあれこれ推理して補完していくのが面白いのです。
しかし、一人で見ているとイライラが我慢できなさそうなので、ぜひ誰かと一緒に一晩かけて前作はしご鑑賞してください。
で、あれこれ推理して、最後になにも伏線が回収されないもどかしさを共有してください!笑
でも好き。