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ネタバレ一切なしで作品の良さを伝えます。

映画の評価に関して

こんにちは。

私は映画鑑賞が好きで、Amazon Primeに登録したのをきっかけに暇さえあれば映画をだだ見する人間になってしまいました。

しかし、そんな風に映画を消化することに違和感を覚え、一つ一つの感想をブログに残すことにしました。

なんとなく映画鑑賞にメリハリが尽くし、人に作品を紹介できる程度には内容が整理されます。

それに付随して星の数で映画を評価していますが、これはかなり私的なものです。

私的なものですが、明確に基準を設けてあります。

★★★★★
文句なしで人におすすめできる。
もう一度見たい!と思える。
号泣した作品はここ。
★★★★☆
楽しく見られる。
人と一緒に観たりするのに良い。
★★★☆☆
普通に面白い。
観てよかった。
★★☆☆☆
いうほど面白くない。
鑑賞中眠くなったりした。
自分の知識不足のせいで面白さを感じられなかった作品はここ。
★☆☆☆☆
面白くない。見るだけ時間が無駄 

 

以上の基準で、私は「どんな映画を見ようかな」と迷っている人の作品選びの助けになるといいなと思い、「絶対にネタバレしない」をモットーにレビューを書いています。

★★★★★に関しては王道の作品も多いですが、ぜひ星の多い順にチェックして見たことのない映画を鑑賞して見てください!

ボス・ベイビー

ボス・ベイビーを鑑賞しました。
ムロツヨシが吹き替えをしており、普段なら絶対に字幕版を選びましたが、吹き替え版で鑑賞してみました。
シナリオアウトラインは「中身は大人な赤ちゃんと世界を救う」です。

まず、吹き替え版を選んだのは失敗でした。
ほぼ全員が棒読みで、作品の良さが30%くらいに薄まった印象です。
もしこれから鑑賞しようと思っている方には字幕版を選ぶことを推奨します。

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基本的にはボスベイビーがかわいい映画です。
そして、わかりやすい目標に向かってストーリーが進行していくので、途中で迷子になる危険性もありません。
オマージュもいくつかあるので楽しく観られると思います。

ここが好き
結局何が何なんだ?と思いながら見る映画です。
末っ子ができた長男の悲しみの妄想の話なのかもしれないし、少子化の現代に警鐘を鳴らしたいのかもしれない。
ただかわいい赤ちゃんを主人公にした映画を作りたかったのかもしれないし、犬の可愛さを伝えたかったのかもしれない。
すごく馬鹿なストーリーにも思えますが、そこから読み取れることがたくさんあり、私は結局結構楽しめました。
 
そこの最近子供が変に生意気になってきた新米パパママ!
もしかしたら中身はおじさんなんじゃないかとか妄想しながら見てみては?

 

LOOPER

 LOOPERを鑑賞しました。
その名の通りループものです。
主人公の未来役にブルース・ウィリス、現在役にジョセフ・ゴードン=レヴィットで、かなりアツいキャスティングです。

どちらもかなり好きなので私得な映画ですが、設定はかなり粗め。

割とパラドクスをないがしろにしたシナリオですが、そういう設定だと割り切ればストーリーは分かりやすく、結末まで疑問なく鑑賞できます。

 

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時系列の違う同一人物を演じるということで、レヴィットをブルースに似せて撮影したようです。

確かに見ながら「ジョセフこんな顔だったかな、別の人かな」と思っていました。

創作では同一人物や家族の顔が違いすぎて違和感を覚えることが多いですが、ここまでこだわってくれると気持ちいいですね。

ここが好き
主人公ジョーは典型的にダメな男なのですが、未来の自分と出会うことによって成長します。その成長ぶりが胸にしみます。
また、途中で思っても見ない展開が巻き起こりますが、わりにしっかりとまとめて終わります。
もはやファンタジーと思って見た方がいいかもしれません。
 
タイムマシンは夢のような発明ですが、この映画ではなんの夢も感じさせない設定となっております。
そんな珍しいループものを見たい方、ぜひ。

シュガー・ラッシュ

シュガー・ラッシュ(原題:Wreck-It Ralph)を鑑賞しました。

日本らしい邦題ですが、これに関しては原題の方が作品をよく表しているし、エモいです。

悪役として生まれたラルフは自分の生き方に疑問を持ち始めます。

そして「俺はヒーローになる!」と一念発起するのでした。

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その途中で出会うのがレースゲームのキャラ、ヴァネロペ。

私は基本的に洋画は字幕で見るのですが、この映画に関しては1度目から吹き替えで見ていました。

しかし、吹き替えだとヴァネロペの声がかなり可愛くなっています。実際はかなりダミ声で、それもキャラクターの特徴となっています。そのギャップが好かんという方もいるみたいですが、字幕と吹き替えのどちらかしか見なければ違和感はクリアです。

 

ここが好き

基本的にはヒーローになりたいラルフのしっちゃかめっちゃかが楽しい映画です。

劇中ではクラシックゲームのオマージュが多数演出されており、そこにエモさを感じられればより楽しめます。

そしてクライマックスまでにかなりエモを溜めるので、私はこの映画に関しては嗚咽を漏らすまで泣きます。何が引き金か分からないですが、感情が洪水します。

ピクサーの作品はあまり劇場で見よう!と思うことがないので、幸い家で見ているのですが、今作に関しては続編が公開されています。

劇場に泣きに行こうか考え中です。

 

自分の意志と関係なく悪役として生まれたラルフ。日本も昔は身分制度があり、自分の思う人生を歩めませんでした。

皆さんは押し付けられた人生に我慢できますか?

 

夢を追いましょうよ!!!!

ハクソー・リッジ

ハクソー・リッジを鑑賞しました。
主人公ドスを演じたのはアメイジングスパイダーマンでお馴染みのアンドリュー・ガーフィールド
まったく予習なしに見たのでかなり衝撃を受ける部分もありました。
シナリオアウトラインは「銃を持たない兵士、仲間を助けまくる!!!」です。

まず、CMや予告編であまり強調されていないので、これを知らずに見始める方も多いようですが、この映画の舞台は"第二次世界大戦時の沖縄戦"です。
つまり、主人公属するアメリカ軍が戦っているのは日本兵たちです。
これを知らずに見始めたので、多少ショッキングではありました。
ショッキングというより、かなり複雑な気持ちで鑑賞することになりました。
映画として鑑賞するならばもちろん「ドス頑張れー!」という気持ちなのですが、戦う相手、殺す相手が日本人です。
しかし、この映画は事実に基づいてはいるもののかなり脚色がされているようです。

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こちらのブログで詳しく解説がされています。

要するに、ひとつのフィクションとして、エンタテインメントとして見る分には単なる戦争映画です。
思う存分ドスを応援してあげて下さい。

ここが好き
かなり大雑把ですが、「なぜドスは銃を持たない兵士になったのか」が分かりやすく描かれています。
しかし、ドスの持つ信念に天晴と思いつつも、暴力を否とする信念を持って戦場へ向かう心情が読めず混乱しました。
それでも、戦闘シーンのドキハラは凄まじいものでした。
厳密には戦闘シーンにおける救出シーン…?
なんにせよ実在の人物というから驚きです。
 
平成が戦争のない元号として終わりを迎えようとしています。
元号に生まれる子供たちには、戦争はフィクションだと思ってほしいものです。

17歳のエンディングノート

 

17歳のエンディングノート(原題:Now is Good)を鑑賞しました。

主演がアイ・アム・サムダコタ・ファニングという情報のみで鑑賞しました。

大半のシーンがベリーショートでの出演ですが、可愛さ、演技力を遺憾無く発揮しています。

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邦題の「17歳のエンディングノート」と冒頭の最期までにやりたいことリスト〜という件から、「ああ、そういう系ね」と思ってはいけません。ダコタ・ファニング演じるヒロイン:テッサはどこか達観しています。ダコタちゃんの演技力がこの達観を可能にしているのだと思います。

冷静で物事を俯瞰しつつも自分の状況への不満や恐怖もある。周りを巻き込みたくないけど、一人でいるのも怖い。見て欲しいけど、見て欲しくない。そんな色々な感情が入り乱れているのが作品全体を通して伝わってきました。

強いて言えば、やりたいことリストの内容がかなりチープですが、ティーンエージャーの考えることなので、大目に見ましょう。

ここが好き
テッサを取り巻く人たちの魅力です。
もちろん、テッサ自身の魅力はいうまでもありません。
そんな素敵なテッサを取り巻く家族や友人、ボーイフレンドがかなり魅力的で、それがこの作品の完成度を高めています。
特に私は父親が愛おしくてたまりませんでした。
こんな風に愛されたいものです。
 
もし自分がテッサの立場だったらこんな風に最期を迎えることができるか。
大切な人とじっくり見るのもいいかもしれません。

ガタカ

ガタカを鑑賞しました。

1997年の作品です。

近未来が舞台で、試験管ベビーが実現した世界のお話です。

遺伝子がかなり身近な存在になり、社会的地位等も遺伝子の優劣で決定してしまいます。

この現実感のバランスがとても上手く取れていて、遺伝子の良し悪しが簡単にわかるようになったらきっとこうなるだろうなあ、を上手く描写しています。

特に、就職が遺伝子で理不尽にフィルターをかけられているなんと設定はとても合点が行きます。本当にそうなりそうです。

そんな世界ですが主人公ヴィンセントは両親のこだわりにより自然妊娠、自然分娩で生まれました。

しかし、事前に遺伝子検査をしなかったため、心臓病を抱えており、近眼、短寿命というハンデを背負ってしまいます。

さらに、その状況に拍車をかけるようにその両親はヴィンセントの弟を試験管ベビーとして生みました。

長子と末っ子の育ちの差なんてもんじゃありません。遺伝子的にゴールが決まっているのでヴィンセントはどんなに頑張って成果を出しても最大値が弟より低いのです。

かなりSFな内容ですが、試験管ベビーが実現し、それなりに普及したらこの映画と全く同じ状況が生まれるのではないかなと思います。

 

ここが好き
超優性遺伝子を持った者の持つ最大値までたどり着けない葛藤。これがいい気づきでした。この映画はいろいろなことを気づかせてくれると思います。
しかし、物語の大筋は「ヴィンセントがいかにして自分の夢を叶えるか」です。
そのお話の枝葉の部分でたくさんの気づきがあります。
若きジュードロウもイケメンです。 
 
全国のお兄ちゃんに勝てない葛藤を抱える弟君、お姉ちゃんに出し抜かれる妹ちゃん、必見です。
あなたなら、どっちの立場として生まれたいですか。