POPcorn

ネタバレ一切なしで作品の良さを伝えます。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(原題:Tucker and Dale vs Evil)を鑑賞した。

いやあ、久々に面白いB級映画を観ました笑

 

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こういうアメリカの仲良しメンズみたいなの大好きなんですよね。

タッカー役アラン・テュディックはたくさんの有名映画に特に声優として出演しています。

I Robotではサニーの役で、モーションキャプチャード、声優を務めたようですね。

シナリオアウトラインは「アメリカの仲良し、運悪く人を死なせまくる」です。

大きくわけでタッカーとデイル側、若者側の視点で描かれますが、視点を切り替えた途端にホラー映画みたいにする演出がたまらなく面白かったです。

全くもって不謹慎ですがこんなに人が死ぬのにこんなに面白い映画はありませんでした。

それでいて89分という極短で終わるので、ポテチ一袋食べるか食べないかです。

ここが好き
とにかくテンポが早い。
じっくり話を進めたら展開が読めそうなのですが、テンポが早くて次の展開を予想する暇もなくお話が進みます。
何も考えずに楽しめる作品かと思われます。
キーワードは「勘違い」。
たまにはこういう作品も良いですね。
 
上司との心理的攻防に疲れたそこのサラリーマン!見ろ!

シング・ストリート

Sing Streetを鑑賞した。

何気なしに見始めたが、簡単にまとめると「超よかった」。

シナリオアウトラインは「夢見るティーンエージャー」です。

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小説のような映画でした。

舞台は80年代、不況の中ロンドンを夢みるダブリン。

主人公は転校生のコナー。特にこれと言って特徴もない少年です。

人によってはシナリオ展開を嫌う方もいるかもしれません。何もかも唐突だし、好都合だし、夢のようです。

しかし、ティーンエージャーのダサさとかっこよさ、なんでもできると思い込んでいて、方向も定めずとにかくスタートダッシュを切ったり、目指すものがコロコロと変わったり、そんな様子をダイレクトでなく描写しています。

なんかみんなダサいのに、なんかみんなかっこいいんですよね。

音楽もとても合っています。コナーの歌も微妙かと思いきや、なんか良い。

ここが好き
マークマッケンナ演じるエイモンが好き。

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野暮にあれこれ語る映画ではないですね。

音楽が良いので友達と片手間に観ながら話したりするのも良いかもしれません。

全くノーマークの作品でしたが久々にお気に入りの映画が増えました。

キーワードは「うさぎ」。

 

若い頃の無茶を思い出したいそこの疲れたサラリーマン!

これでも観て、泣け!

ジェーン・ドウの解剖

 

ジェーン・ドウの解剖を鑑賞した。

あらゆるレビューで書かれているがジェーン・ドウというのは英語・女性版「名無しの権兵衛」ということらしい。
つまり、身元のわからない女性の解剖を行うよ、と単純な設定だ。

かなりストレートなホラー映画で、展開が予想しやすい。展開が予想しやすいが上に怖い。
最近じゃ日本のホラー映画もバイオハザード化していて大きな音と突然のフレームインに頼らなければ観客を脅かせないようになってしまった。
今作もある意味ではその域を超えてはいないのだが、久しぶりに指と指の隙間から画面を見るということをした。

映画製作の優等生がものすごく丁寧に作ったような映画で、「はい、どうぞ」という感じの伏線や、やたら細かい解剖の描写。手引き通りの脅かし方、みたいな感じだ。

面白かった。 

主演はガールネクストドアエミール・ハーシュ。大人になった…。

ãThe Autopsy of Jane Doeãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

ここが好き
ジェーン・ドウという存在だ。
この作品は完全にジェーン・ドウを軸に話が進んでいくが、肝心のジェーン・ドウは死体だ。
しかしどう考えてもジェーン・ドウが一番怖い存在なのだ。
あまり説明するとネタバレになるので言わないが、とにかく観て欲しい。
久々にいいホラー映画を観た!
 
夏も終わったが、ホラー映画で寒気を感じたい人、ぜひ!

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 (原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them)を鑑賞した。
ハリーポッターシリーズに関しては酷く鑑賞の歩みが遅い私だが、新シリーズも1作目の鑑賞まで2年かかってしまった。
直接全シリーズとの関わりが有るわけではないが、J・K・ローリングの執筆した原作に基づいた作品だ。
ハリー・ポッターシリーズは徹底してロンドンとホグワーツを舞台にしていたが、今回はいきなりアメリカへ向かう。
アメリカでは魔法使いでないただの人間をマグルではなくノン・マジと呼ぶらしい。
シナリオアウトラインは「魔法生物学者、闇っぽい存在を倒す in America」です。
オブスキュラスという人間の闇の結晶みたいな存在と戦ったりしますが、これがAll You Need Is Kill(Edge of Tomorrow)のギタイ(Mimics)とそっくり。

主演はリリーの全てで名を馳せたエディ・レッドメイン

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ハリーポッターシリーズと大きく異なる点は魔法学校でのシーンが全くないというところだ。
おなじみの3人はもちろん、共通のキャラクターは一切出演しない。
世界線を共有しているだけの全くの別ストーリーだ。
今回は「魔法生物」というキャッチーな存在を設け、ティムバートン作品のような印象になっている。
また、アメリカが舞台といってもセントラルパークや自由の女神が出てくるわけではなく、ただ設定としてアメリカが舞台なだけだ。現地をよく知る人ならば分かる場所があるのだろうか。如何せん時代設定が少し昔なので私にはアメリカ感はなかった。

ここがきになる

人によってはハリーポッターの世界観がまた観られて嬉しい!作品かもしれないが、あえて批判をすると、全シリーズと比べてワクワク感が大きく損なわれてしまった。
戦ってるのが子供達ではないからだろうか。可愛い頃から親のような目線で観ていたダニエルラドクリフが出ていないからだろうか。
とにかく、「がんばれー!」とか「負けるなー!」みたいな気持ちは一切なくなってしまった。
こちらも続編ができるほどの人気なので好きな人は好きなのだろう。

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キーワードは「ジョニーデップ」。
全く別作品としてみれば面白いので、ハリーポッターロスな方はご鑑賞してはいかがだろう。

Venom

Venomを鑑賞した。
マーベル系列のスピンオフといっていいだろうか。
サムライミ版スパイダーマン3で登場したヴェノムだ。
本来、原作版ではダークヒーロー的要素が強いので、サム・ライミ版よりも原作に忠実だと思われる。
配給はSony Picturesで、なんとMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)に対抗してのSony's Universe of Marvel Charactersの第一作めとのこと。
MCUとの共演は無いらしいが、Sony Picturesがマーベルと提携したスパイダーマン:ホームカミング世界線を共有しているらしい。
スパイダーマンはいつも仲間はずれにされているが、今回、Venomとの共演は実現しないだろうか?

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本作で主演を務めるのはダークナイト ライジングでヴィラン:ベインを演じたトム・ハーディだ。
成り立ちだけはサム・ライミ版3のヴェノムのほうが原作に沿っている。
そもそも、一度もスパイダーマンに取り憑いていないのにスパイダーマンを模した姿をしているのは矛盾を感じる。
ヴィジュアルはかなり原作に近く、デカイ。
自己再生能力や体格、フィジカル的にはハルクやウルヴァリンに相等するのではないだろうか。

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加えて、何より進化したのはシンビオートとしてのヴェノムの扱いだ。
サムライミ版ではネチョネチョと動くスライムでしかなかったが、今回はスライムとしても自我を持っており、顔だけで喋ったり、エディの頭の中で喋ったりする。
描写はサム・ライミ版のスライムとかなり酷似している。
そしてヴェノムがかなりピュアなキャラクターとして描かれているのが本作の特徴だ。
巷ではヴェノム萌えが多発しており、なんだか奇妙な感じだ。

ここがきになる
ヴェノムの萌えキャラ化や設定の曖昧さなど気になる部分がたくさんある今作であるが、アクションムービーとしては満足だ。ただ、ずっと暗い中で黒いヴェノムが活躍するので目が疲れる。
 
サム・ライミスパイダーマンのファンたちは一見の価値ありです!

The Fratellis 2018年 東京公演 WWWX

The Fratellis 東京公演
2018年10月30日-31日、渋谷WWWXにて2014年から4年ぶりとなるThe Fratellisの来日公演が大阪に続き開催された。

DAY1

サポートアクトNewspeakがSEからのシームレスなドラムで演奏を開始。UK遺伝子の中に強く日本のグルーブを感じる。
Vo&KeyのREIは「高校時代初めてバンドで演った曲の中にFlatheadがあった。」とフラテリス愛を語る。
GtのRYOYAは元go!go!vanillasのメンバーだ。go!go!vanillasはCreepin Up The BackstairsをSEに使用していた。ふたりに限らず、メンバー全員がフラテリスと同じステージに立つこの日を待ち望んでいたようだ。
観客達のボルテージを上げ、最後は代表曲「LAKE」でオープニングアクトを終了。

30分ほどの転換の時間を経て、再び会場の照明が落とされ、運動会、文明堂でお馴染みの天国と地獄が流れる。
耳馴染みの良いメロディに会場のクラップが重なる。お待ちかね、The Fratellisの登場だ。
ハット姿のJonは軽く会場に手を振り、一曲目「Stand up Tragedy」が始まった。
登場の熱冷めやらぬうちに、続けざまにアップナンバー「Henrietta」、「Baby Don't You Lie To Me!」がプレイされ、観客は問答無用でボルテージを最高潮まで高められた。
王道ナンバーと新アルバム曲を数曲披露し、お待ちかねの「Flathead(2007年iPod CMテーマ)」で"パラッパッパパ~"を大合唱!興奮しきった暴れ馬を鎮めるかのように新アルバムからの「I Am That」ではミラーボールの反射する光と共に幻想的なステージが会場をチルアウトした。
続いて「Everybody Knows You Cried Last Night」ではJonのギターソロが再び会場を盛り上げる。「Creepin Up The Backstairs」、「Ole Black'n'Blue Eyes」を含めた王道ナンバーが続き、「We Need Medicine」からの「Baby Fratelli」で会場のボルテージが再び最高潮に達し、サビでは大合唱が巻き起こった。
そして「A Heady Tale(オードリーのオールナイトニッポン エンディングテーマ)」をプレイし、メンバーたちはステージを去った。
会場からのアンコールを求めるクラップに誘われ、Johnが一人で再登場。
弾き語り形式の「Laghing Gas」でアンコールがスタート。優しいテレキャスターの音色とJonの渋い歌声が会場を満たす。
曲の終わりと同時にBarryとMinceも再登場し、Jonは「今日は来てくれてありがとう。」程度の素朴なMCを挟む。続いて「Chelsea Dagger」、またしても観客の大合唱が巻き起こり、サビでは遂にモッシュが開始。
一番の盛り上がりを見せ、メンバー一同も満足げだ。
「次がラストだよ。」の言付けと共に、定番のカバー曲「Run Around Sue」でライブは終了した。

【DAY1 セットリスト】

DAY2

サポートアクトNewspeakが会場を盛り上げ、2日目も順調に公演はスタートした。
10月31日ということもあり、会場にはちらほら仮装をした観客の姿。そして「Halloween Blues」待ちの声が聞かれた。
天国と地獄と共にメンバー達の入場。本日は「Whistle For The Choir」でしっとりとライブを開始。DAY1と同様に「Baby Don't You Lie To Me!」と「Flathead」でみんなの心の準備運動…と思いきや早速「Flathead」でモッシュが開始。
前日と曲順を入れ替えたセットリストだが、どう見ても前日より盛り上がっている会場の熱気でメンバー達も汗だくだ。
Jonの眼前に置かれたホットカフェオレが前日よりも熱そうに見える。
途中「東京ドームじゃなくてWWWXに来たぞー!」のガヤが飛ぶ。同日に東京ドームで開催されていたのはポールマッカートニーのライブだ。同じくUKからようこそ日本へ。
あまりの盛り上がりにJonは半ばニヤけながら「A Heady Tale」で一旦退場。
すぐに再登場し弾き語りの「Laghing Gas」でアンコールがスタート。
MCでは「すごい盛り上がりだよ、ありがとう。でもまず先にこれを言わせて欲しい…、」に対して「ハッピーハロウィーン!!!」のガヤ。
「まさに言おうとしたけど、先に言われちゃった。メンバーを紹介しよう。ベース、バリー・フラテリの仮装をしたBarryとドラム、ミンス・フラテリの仮装をしたMince。そしてキーボード、正真正銘のWill Fosterだ。」とお茶目なUKジョークを交えつつ前日と同様のアンコールセトリでライブは終演。「また来るよ!」と共にメンバーたちはステージを去っていった。
結局会場が今か今かと待ち望んでいた「Halloween Blues」は演奏されなかったが、会場を出れば渋谷の町がリアルハロウィンブルーズだ。

【DAY2 セットリスト】

 

総括

4年前のTSUTAYA o-eastと比べると小規模なライブとなったが、その分距離が近く、胸の奥までガツンと響くUK-ROCKを体感することが出来た。
全盛期に比べるとかなり痩せ、歳も取ったJonだが、歌声は衰えること無く、ギターは益々セクシーさに磨きをかけていた。
彼らのライブはどこまでも楽しく、洗練されている。

私は2年前、ふと立ち寄ったタイ料理屋のBGMとして流れていた「Ole Black'n'Blue Eyes」をShazamし、彼らの音楽を知った。

それからは最も好きなバンドとして聴き続けている。

Costello Musicから今回のIn Your Own Sweet Timeまで余すことなく楽曲が全てどタイプだ。こんなバンドは今までなかった。

今回の来日公演を知ったのは8月のことで、概ね3ヶ月間心待ちにしていた。

憧れのバンドを生で聴きたいという欲望と、ステージが自分の理想と違ったらという不安と戦いながら渋谷へ足を運んだが、The Fratellisというバンドと彼らのプレイする楽曲は以前よりもずっと私にとって大切なものとなった。

 

また来日した際は確実にまた全日参加するし、もはや彼らのためにグラスゴーに引っ越そうかという心持ちだ。

本当ならサマーソニックに立つ彼らを生で観たかった。

また来てね!

 
前売り7,000円 当日7,500円

IN YOUR OWN SWEET TIME (IMPORT)

IN YOUR OWN SWEET TIME (IMPORT)

 

フルメタルジャケット

フルメタル・ジャケットを鑑賞した!

キューブリックの代表作ですが、日本ではもっぱら汚いセリフの代表作として知られています。キャプチャーされた画像を観たことのある方も多いのではないでしょうか。

シナリオアウトラインは「海兵隊、鬼教官に訓練され実戦へ」です。

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作品自体は大きく二部に分かれており、有名なこの場面は前半の1シーンです。

ブートキャンプでの訓練を描いた前半とベトナム戦争での実践場面を描いた後半です。

前半観たさに鑑賞しましたが、後半も含め語ろうと思えばいくらでも語れる奥深い作品でした。

戦争映画はヒロイズムにかこつけて美談とする場合が多いですが、このフルメタルジャケットという作品は戦争がいかに人をおかしくするかを描いています。

ひときわ印象に残る微笑みデブ役ヴィンセント・ドノフリオジュラシック・ワールドでヴェロキ・ラプトルを軍事利用しようとするヴィック・ホスキンス役を演じていました。息の長い役者さんですね。

また、前半で話題の下品で汚いセリフを発するハートマン軍曹は、役者への演技指導で呼ばれた実際の海兵隊教官で、あまりにも強烈な迫力だったためそのまま出演させられたR・リー・アーメイという方です。どうりで真に迫っていますね。

 

前半の印象ばかりが強いこの作品ですが、クライマックスまで観ると考えさせられます。前半の軽快さに比べると後半はテンポが悪く途中退屈に感じる場面もありますが、ぜひ最後まで観ていただきたい映画です。

ここが好き
とにかく前半の新兵達をしごく一連の場面と、前半後半それぞれの結末の深さです。
単なるネタ映画と侮ってはいけません。
鑑賞しておけば話題にできること間違いなしなので観る価値も大いにあります。
日本語吹き替え版が上映できなかったというエピソードも念頭において観てください。
キーワードは「戦場のレディ」。
観た後にネタバレ解説ブログを読むことをオススメします。