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ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

検察側の罪人

検察側の罪人を遅ればせながら鑑賞した。

ジャニーズ木村拓哉二宮和也の初共演と言うことで殊更に話題に上がっている。

なんでも事務所内の派閥問題で共演が難しかったとのこと。SMAP解散によりその枷が外れ、今回の共演に繋がったと言われている。

ジャニーズの中でも随一に演技力を誇る二人の共演ということで、私はジャニーズに特別思い入れがあるわけではないが興奮していた。キムタクもニノもそれぞれ超好きだ。

検察と木村拓哉ときけばまず思い浮かぶのはドラマ「HERO」だろう。

 検察側の罪人も無論、キムタクは検察官だ。そしてニノも検察官。

正義の解釈の違いでキムタクとニノが衝突する、というのが物語の軸となる。

私はこの映画のキーワードは「失望」だと結論づけよう。物語の核に据えてあるのは「憎悪」や「復讐」だ。しかしシナリオが進むにつれて、そしてクライマックスを迎えるに至って「失望」を、まあ様々なベクトルで感じ取ることが出来るだろう。

また、物語を理解するのに太平洋戦争「インパール作戦」の理解が求められる。

映画館で頭の上にはてなマークを大量生産しないためには「インパール作戦」を予習しておくことをオススメする。

インパール作戦 - Wikipedia

多少シナリオに躓いたとしても「キムタクかっこいいなあ」「ニノかわいいなあ」で最後まで楽しめることは間違いないが、どうせならお話も理解したい。

 

界隈では賛否が分かれているようだが私は純粋に楽しめた。

最近はハリウッド映画ばかり観ていたため、久々の邦画で脳みそが疲れたが、あらすじは難しくないので、理解力がなくても大丈夫だ。

 

検察側の罪人 上 (文春文庫)

検察側の罪人 上 (文春文庫)

 
検察側の罪人 下 (文春文庫)

検察側の罪人 下 (文春文庫)