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The Fratellis 2018年 東京公演 WWWX

The Fratellis 東京公演
2018年10月30日-31日、渋谷WWWXにて2014年から4年ぶりとなるThe Fratellisの来日公演が大阪に続き開催された。

DAY1

サポートアクトNewspeakがSEからのシームレスなドラムで演奏を開始。UK遺伝子の中に強く日本のグルーブを感じる。
Vo&KeyのREIは「高校時代初めてバンドで演った曲の中にFlatheadがあった。」とフラテリス愛を語る。
GtのRYOYAは元go!go!vanillasのメンバーだ。go!go!vanillasはCreepin Up The BackstairsをSEに使用していた。ふたりに限らず、メンバー全員がフラテリスと同じステージに立つこの日を待ち望んでいたようだ。
観客達のボルテージを上げ、最後は代表曲「LAKE」でオープニングアクトを終了。

30分ほどの転換の時間を経て、再び会場の照明が落とされ、運動会、文明堂でお馴染みの天国と地獄が流れる。
耳馴染みの良いメロディに会場のクラップが重なる。お待ちかね、The Fratellisの登場だ。
ハット姿のJonは軽く会場に手を振り、一曲目「Stand up Tragedy」が始まった。
登場の熱冷めやらぬうちに、続けざまにアップナンバー「Henrietta」、「Baby Don't You Lie To Me!」がプレイされ、観客は問答無用でボルテージを最高潮まで高められた。
王道ナンバーと新アルバム曲を数曲披露し、お待ちかねの「Flathead(2007年iPod CMテーマ)」で"パラッパッパパ~"を大合唱!興奮しきった暴れ馬を鎮めるかのように新アルバムからの「I Am That」ではミラーボールの反射する光と共に幻想的なステージが会場をチルアウトした。
続いて「Everybody Knows You Cried Last Night」ではJonのギターソロが再び会場を盛り上げる。「Creepin Up The Backstairs」、「Ole Black'n'Blue Eyes」を含めた王道ナンバーが続き、「We Need Medicine」からの「Baby Fratelli」で会場のボルテージが再び最高潮に達し、サビでは大合唱が巻き起こった。
そして「A Heady Tale(オードリーのオールナイトニッポン エンディングテーマ)」をプレイし、メンバーたちはステージを去った。
会場からのアンコールを求めるクラップに誘われ、Johnが一人で再登場。
弾き語り形式の「Laghing Gas」でアンコールがスタート。優しいテレキャスターの音色とJonの渋い歌声が会場を満たす。
曲の終わりと同時にBarryとMinceも再登場し、Jonは「今日は来てくれてありがとう。」程度の素朴なMCを挟む。続いて「Chelsea Dagger」、またしても観客の大合唱が巻き起こり、サビでは遂にモッシュが開始。
一番の盛り上がりを見せ、メンバー一同も満足げだ。
「次がラストだよ。」の言付けと共に、定番のカバー曲「Run Around Sue」でライブは終了した。

【DAY1 セットリスト】

DAY2

サポートアクトNewspeakが会場を盛り上げ、2日目も順調に公演はスタートした。
10月31日ということもあり、会場にはちらほら仮装をした観客の姿。そして「Halloween Blues」待ちの声が聞かれた。
天国と地獄と共にメンバー達の入場。本日は「Whistle For The Choir」でしっとりとライブを開始。DAY1と同様に「Baby Don't You Lie To Me!」と「Flathead」でみんなの心の準備運動…と思いきや早速「Flathead」でモッシュが開始。
前日と曲順を入れ替えたセットリストだが、どう見ても前日より盛り上がっている会場の熱気でメンバー達も汗だくだ。
Jonの眼前に置かれたホットカフェオレが前日よりも熱そうに見える。
途中「東京ドームじゃなくてWWWXに来たぞー!」のガヤが飛ぶ。同日に東京ドームで開催されていたのはポールマッカートニーのライブだ。同じくUKからようこそ日本へ。
あまりの盛り上がりにJonは半ばニヤけながら「A Heady Tale」で一旦退場。
すぐに再登場し弾き語りの「Laghing Gas」でアンコールがスタート。
MCでは「すごい盛り上がりだよ、ありがとう。でもまず先にこれを言わせて欲しい…、」に対して「ハッピーハロウィーン!!!」のガヤ。
「まさに言おうとしたけど、先に言われちゃった。メンバーを紹介しよう。ベース、バリー・フラテリの仮装をしたBarryとドラム、ミンス・フラテリの仮装をしたMince。そしてキーボード、正真正銘のWill Fosterだ。」とお茶目なUKジョークを交えつつ前日と同様のアンコールセトリでライブは終演。「また来るよ!」と共にメンバーたちはステージを去っていった。
結局会場が今か今かと待ち望んでいた「Halloween Blues」は演奏されなかったが、会場を出れば渋谷の町がリアルハロウィンブルーズだ。

【DAY2 セットリスト】

 

総括

4年前のTSUTAYA o-eastと比べると小規模なライブとなったが、その分距離が近く、胸の奥までガツンと響くUK-ROCKを体感することが出来た。
全盛期に比べるとかなり痩せ、歳も取ったJonだが、歌声は衰えること無く、ギターは益々セクシーさに磨きをかけていた。
彼らのライブはどこまでも楽しく、洗練されている。

私は2年前、ふと立ち寄ったタイ料理屋のBGMとして流れていた「Ole Black'n'Blue Eyes」をShazamし、彼らの音楽を知った。

それからは最も好きなバンドとして聴き続けている。

Costello Musicから今回のIn Your Own Sweet Timeまで余すことなく楽曲が全てどタイプだ。こんなバンドは今までなかった。

今回の来日公演を知ったのは8月のことで、概ね3ヶ月間心待ちにしていた。

憧れのバンドを生で聴きたいという欲望と、ステージが自分の理想と違ったらという不安と戦いながら渋谷へ足を運んだが、The Fratellisというバンドと彼らのプレイする楽曲は以前よりもずっと私にとって大切なものとなった。

 

また来日した際は確実にまた全日参加するし、もはや彼らのためにグラスゴーに引っ越そうかという心持ちだ。

本当ならサマーソニックに立つ彼らを生で観たかった。

また来てね!

 
前売り7,000円 当日7,500円

IN YOUR OWN SWEET TIME (IMPORT)

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