POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

ラストミッション

ラスト・ミッション(原題:3 Days to kill)を鑑賞しました。

Criminalでケヴィン・コスナーにハマった私が探し当てた良作です。
 
 

f:id:tbgon0:20200626211835j:plain

ケヴィン・コスナーはもちろん良きなのですが、娘役のヘイリー・スタインフェルドもおてんばでまた良き。

でもこれはスパイ映画、ドンパチシーンもお手の物です。

女スパイとして登場するアンバーハードの七変化も見もので、

f:id:tbgon0:20200626212434j:plain

彼女はアクアマンやドライブハードなんかにも出演しているようです。

その他、ケヴィンに狙われるターゲットとして現れるおじさんたちもスパイ映画なのにコミカルな役どころでみんな魅力的です。
 
ここが好き
渋い渋いケヴィンコスナーのかっこいいスパイ映画なのに親子関係にフィーチャーしててドタバタコメディになってる。
 
先に触れた娘と女スパイ、おじさんたちの掛け合いが面白くできていて、ケヴィンコスナーのカッコよさを感じながら笑えます。
とにかく役者がみんな良くて楽しいです。金曜夜に何も考えずに見るのに最適です。
 
他にもケヴィンコスナーが目立っていていい映画、ないですかね??
 
 

ロスト・アイズ

 ロスト・アイズ(原題:Julia's Eyes)を鑑賞しました。
実は一度見たことがあったのに気づかずにもう一度見始め、クライマックスで「見たことある!」と気がつきました。
なんでおんなじ映画見ちゃうんでしょうね。
 
割と擦られ切ってるテーマで、「目の見えない人と、目の見える人」のバトルです。
ドント・ブリーズと似てますね。
 
しかし、今作はサスペンス性も秘めていて、かつドキドキハラハラできるギミックも用意されています。
 
ここが好き
撮り方が巧みで、初見のあなた(と完全に見たことを忘れていた私)はB級ホラー映画だと思って見進めることでしょう。
結末はお楽しみですが、想定外のまとめかたをしていて一本取られます。
 
ヒロインが目が見えるようになる手術を受けるというのもエッセンスが効いていて良きです。
ドキドキしながら見られるので、気になるあの人と土曜の夜にでもいかがでしょうか。

Yesterday

Yesterdayを鑑賞しました。
ボヘミアンラプソディに並び、ロック界のレジェンドにまつわる映画として話題になりました。
シナリオアウトラインは「Beatlesのいない世界でBeatlesの曲で売れる!」です。
 
日本にも僕はビートルズという漫画があり、一時日本ではパクリだーなんて騒がれましたが、発想自体そんなにユニークなものではないので、どっちが売れたかの勝負でいいんじゃないですかね。
 
ストーリー自体はコメディコメディしていて、それでいてBeatlesの曲が散りばめられている作品で、ただ、なんか壮大なリスペクト等は感じられず、BeatlesとEd Sheeranで映画作って見ましたって感じ。
 
 
ここが気になる
結局不思議なもので、Beatlesの曲をBeatles以外の誰かがやったら同じように評価されるのかというのはわかりません。
そこにチープなラブストーリーも絡めちゃったのでもうなんともいえない仕上がりです。
世界ではちゃんとヒットしてたのでしょうか?
Beatlesファンがどう思うのか私には想像がつきません。
 
私自身それなりにBeatlesの曲は知っているし、好きだけど、だからこそなんともいえない感想です。
 
特におすすめはしないかな。
 
 

ハッピー・デス・デイ

ハッピー・デス・デイを鑑賞しました。

またまたジャケは見たことあるけど内容は知らないシリーズで、B級ホラー映画だと思って見始めたら印象は全く違いました。

シナリオアウトラインは「学校でAll You Need Is Kill

 

テーマは至極簡単で、ヒロインがなぜか殺されるのですがマスクをかぶった謎の人物に殺されており、なぜ殺されるのかが分からないまま何度もリスポーンするというお話。

あの手この手で犯人を探すのですが惜しくも何度も殺されてしまいます。

 

設定自体はチープで描き方も海外のハイスクールコメディのような感じなのでイマイチ深刻な雰囲気にならずに展開していきます。

 

ここが好き

 All You Need Is Killとは違い、ループすることをポジティブに捉え、本当にゲームをしているような感覚で捜査を進めます。

あくまで創作と割り切ってストーリー展開するのは見ていて気持ちがいいです。

 

個人的にはホラー要素は全く感じず、コメディの方が強く出ていた印象です。

土曜夜に友達とお酒を飲みながらいかがでしょうか。

リチャード・ジュエル

リチャード・ジュエルを鑑賞しました。

実話に基づいた物語で、アトランタオリンピックで起こった爆破事件の容疑者として濡れ衣を着せられた無実の警備員の戦いを描いています。

シナリオアウトラインは「警備員、濡れ衣」。

 

実際のリチャードジュエルと出演したポール・ウォルター・ハウザーの見た目がそっくりということで話題になってもいました。

とはいえ、実話なので、自白を強要しようとするFBIとの戦いや、リチャードと弁護士の確執など、割と淡々としたリズムでストーリーは進みます。

警察ものではよくある話ですが、犯人を検挙しなければならないという目的が先行し自白を強要する、その裏で真犯人がのうのうと街を闊歩しているかもしれないのに無実の人間だけに焦点が当たってしまう。

 

そういった状況に陥った1人の男の感情の変化や生活の変化が丁寧に描かれていて、リチャードの人柄もあり、面白おかしく最後まで見ることができます。

サム・ロックウェルもはまり役です。

 

ここが好き
リチャードの人柄と、リチャードが無罪だとただ1人信じるワトソン。
もちろん家族や親しい友達たちはリチャードが無罪だと信じていますが、メディアの印象操作によって正義のヒーローとして一躍有名になったリチャードのイメージは自作自演のテロリストになってしまいます。
その中で昔のよしみで電話を受け、二つ返事で無実だと信じるワトソン、苦労して弁護するワトソン、というのが見どころです。
 
東京オリンピックはコロナ渦で開催の可否も危ぶまれていますが、オリンピックという大イベントで世界中からいろんな人が集まると、こういったテロのターゲットになる可能性もあります。
もちろん日本も厳戒態勢で挑むとは思いますが、こういった史実があったと映画を通して知れるのはありがたいですね。
 
日曜の夜に家族で見てみてください。

バタフライルーム

バタフライルーム(The Butterfly Room)を鑑賞しました。
ジャケだけは前から見てたのですが、ずっとスルーしていた映画です。
奇麗系のお話かと思っていましたがサイコホラーでした。
 
シナリオアウトラインは「蝶々を剥製にするのが好きなおばあちゃんの部屋には…」です。
 
ここが好き
物語の陰湿な進め方とアンの不気味さ。
時系列を意図的に不思議な順番にすることで最初は「???」と理解が追いつきません。
しかし、わからないまま進むことはなく、起承転結がつながりフィナーレを迎えます。
 
なんとも被害者が多い映画で、見ていて気持ちの良いものではありませんでした。
さらに、ある程度見進めると勘のいい人は大体結末まで見えちゃう映画です。
 
なんとも評価はし難いですが、面白い映画でしたので
どうしても暇な日曜の昼下がりにでもいかがでしょうか。

アップグレード

アップグレード(原題:Upgrade)を鑑賞しました。

アイロボットやエクスマキナターミネーターと同列の映画という印象ですが、バイオレンス・ホラー映画にカテゴライズされるようです。

監督がソウの人と知ると、なるほどバイオレンス要素が結構ありました。

シナリオアウトラインは「頭の中のSiri」。

 

冒頭で体に埋め込むaiの話が出ますが、その時はどういう目的のテクノロジーかわかりません、その後すぐにわかります。

 

お話としてはエクスマキナターミネーターが混ざったような話で、主人公を手引きするSiriの目的に注目です。

 

ここが好き
あまりにもはちゃめちゃな設定で主人公に組み込まれるaiチップ、その後のスパイダーマン2のような展開。
スピード感もあり、ドキドキハラハラ感もあり、さすがソウの監督、です。
 
オチはそんなに意外じゃないですが、飽きずに最後まで走り抜けてくれるので、金曜の夜に友達とお酒でも飲みながら見るのにちょうどいいです。