インクレディブル・ファミリー
インクレディブル・ファミリー(原題:Incredibles 2)を鑑賞した。
スーパーヒーロー物、ピクサー物が好きな私ですが、前作も例外にもれず好きでした。
今作は作品の裏にオマージュや社会問題風刺を感じるストーリーでした。
まず、今作は男女協働みたいなのを分かりやすくテーマにしています。
前作の邦題は「Mr.インクレディブル(2004)」今作は「インクレディブル・ファミリー」。原題はThe Incredibles→ Incredibles 2。邦題だとタイトルにもそれが読み取れる気がします。
今回のメインは母親ヘレンです。前作と同じく、ヒーロー活動をやりたがっているのは父親のロバートですが、今回は訳あって父親は家でジャック=ジャックのベビーシッター。
家の外で体を張って働く母親、家で家事に育児に奮闘する父親。これからはこういうのもありだよ、っていうのを子供達に刷り込みたい感じが隠せません。
今回の舞台は前回の戦いから3ヵ月後という設定ですが、キャラクターたちそれぞれに変化があります。子供達は少しだけ成長しています。
見比べないとわからないくらいの変化ですが、こういったところに気を使っているのは好感が持てますね。
また、今回はミスター・ファンタスティック的母親が奮闘しますが、その描写がスパイダーマンそっくりなので、どことなくオマージュと捉えられても無理はないかもしれません。
非常にテンポがいいです。
それぞれのキャラクターも立ってるし、パワーも棲み分けができており、それぞれを駆使してストーリー、戦闘シーンが描かれています。かなりポップにお話が進み、観やすいです。
しかし、今回は母にフィーチャーしすぎており、前回ほどそれぞれのキャラクターの意識や葛藤みたいなものは描けていません。
しかし、単にエンターテインメント作品として観ると完成度は100です!
そしてジャック=ジャックが可愛い。
前作を観た方はもちろん、お子さんがいる方、ヒーロー物が好きな方、ぜひに!