ザ・ウォーク
ザ・ウォークを鑑賞した。
嘘みたいな本当の話です。
ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演で実在した綱渡り師フィリップ・プティの人生を描いた作品です。
シナリオアウトラインは「ワールドトレードセンターで綱渡りする!」です。
ジョセフ・ゴードン=レヴィット大好きなので私得な映画でした。プレイボーイから刑事、病人、様々な役を演じ切る彼ですが、今回は劇中でフランス語をぺらぺらと喋っていました。そっちの血が流れているのか調べてもわかりませんでしたが、なんでもできますね、惚れます。
ストーリーはフィクションかと思うほどよくできており、綱渡りに人生をかけるという着眼点からして、さながらファンタジー作品のような仕上がりです。
それでも本当の本当に実在した人物の話というから驚きです。
フィリップの活躍をドキュメンタリーとしてまとめたマン・オン・ワイヤーという作品もあります。
マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2009/12/19
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
彼がツインタワー間を綱渡りしている 写真はたくさん見つかるのですが、映像は見つかりません。
なんでも、警官が駆け付けたタイミングで撮影をストップさせられたらしく、映像資料は残っていないとのことです。
しかし、確認できる写真から推察するに、かなり忠実に再現された映画だと思われます。
フィリップの生き方は奇妙すぎます。
綱渡りに魅せられる気持ちもわからないし、ワールドトレードセンターで綱渡りをしてやろう!という心理も理解不明です。
しかし、この作品を通して彼の芸術、そして美学が強く理解できます。
命を懸けて空を歩くという芸術を達成するためだけに生きたフィリップ。
ワールドトレードセンターの存在価値を塗り替えたフィリップ。
ぼんやりと見始めた映画でしたがかなり感動しました。