POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

ワンダー 君は太陽

ワンダー 君は太陽を鑑賞しました。

主人公はトリーチャーコリンズ症候群という先天性の遺伝子疾患で顔が変形してしまった少年、オギー。

みなさんも一度は罹患者の写真を見たことがあるのではないでしょうか。

 

顔面偏差値などという言葉があるように、人は顔で優劣をつけられることがよくあります。ひどくくだらないですが、人間が視覚に頼っている以上ある程度納得できる習性です。

その一方で、そういった顔面至上主義を認知した上でビジュアルを気にしないという主張もあります。

この作品を見るといかに顔面などというものが人と人とのコミュニケーションにとって重要度の低いものであるか知らされます。

同時に、それに気がつかず、素敵な出会いや機会を逃しているかもしれないということにも教えられます。

 

ここが好き
私は基本的に商業的に付加された邦題が嫌いですが、この「君は太陽」という邦題はこの映画と主人公オギーのことをよく表していて好きです。
オギーは逆境をものともせず、秘めたる魅力で周りの子供達の心も動かしていきます。
ストーリーはそれぞれの登場人物の主観で描かれ、まさに惑星のようにオギーの周りを回りながらオギー自身の人生を観察します。
どのように周りに影響を与えているか、その登場人物がどんな影響を受けたか。それがとてもよくわかる演出です。
そして周りの人物たちも魅力的なキャラクターばかりなので本当に、感動したなどという安っぽい言葉でこの映画を修飾していいものか迷いますが、心が動かされました。

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イケメン彼氏を取っ替え引っ替えしているそこのお前!
この映画を見て心を洗うんだ!