オリエント急行殺人事件
オリエント急行殺人事件を鑑賞した。
アガサクリスティの超有名推理小説ですが、内容は知りませんでしたので楽しむことができました。
久々にウィレム・デフォーを観ました。スパイダーマンのグリーンゴブリンです。
ヒロイン?のミシェル・ファイファーはアイアムサム、アントマンアンドワスプに出ていた女優さんですね。
また、デイジー・リドリーはスターウォーズでレイを、ジョッシュ・ギャッドはスティーブ・ジョブズでウォズニアックを演じています。
という豪華キャストでお送りしているこのオリエント急行殺人事件。
アマゾンでは意外と評価が低く、なぜだろうと思ったら既に結末を知っている方々の文句でした。
私は幸い小説を読んだことがなく、内容も全く知らなかったので純粋にこの作品を楽しむことができました。
ポアロの性格も知らないのですが、突然取り乱したりする意外な探偵でした。
タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(原題:Tucker and Dale vs Evil)を鑑賞した。
いやあ、久々に面白いB級映画を観ました笑
こういうアメリカの仲良しメンズみたいなの大好きなんですよね。
タッカー役アラン・テュディックはたくさんの有名映画に特に声優として出演しています。
I Robotではサニーの役で、モーションキャプチャード、声優を務めたようですね。
シナリオアウトラインは「アメリカの仲良し、運悪く人を死なせまくる」です。
大きくわけでタッカーとデイル側、若者側の視点で描かれますが、視点を切り替えた途端にホラー映画みたいにする演出がたまらなく面白かったです。
全くもって不謹慎ですがこんなに人が死ぬのにこんなに面白い映画はありませんでした。
それでいて89分という極短で終わるので、ポテチ一袋食べるか食べないかです。
シング・ストリート
Sing Streetを鑑賞した。
何気なしに見始めたが、簡単にまとめると「超よかった」。
シナリオアウトラインは「夢見るティーンエージャー」です。
小説のような映画でした。
舞台は80年代、不況の中ロンドンを夢みるダブリン。
主人公は転校生のコナー。特にこれと言って特徴もない少年です。
人によってはシナリオ展開を嫌う方もいるかもしれません。何もかも唐突だし、好都合だし、夢のようです。
しかし、ティーンエージャーのダサさとかっこよさ、なんでもできると思い込んでいて、方向も定めずとにかくスタートダッシュを切ったり、目指すものがコロコロと変わったり、そんな様子をダイレクトでなく描写しています。
なんかみんなダサいのに、なんかみんなかっこいいんですよね。
音楽もとても合っています。コナーの歌も微妙かと思いきや、なんか良い。
野暮にあれこれ語る映画ではないですね。
音楽が良いので友達と片手間に観ながら話したりするのも良いかもしれません。
全くノーマークの作品でしたが久々にお気に入りの映画が増えました。
キーワードは「うさぎ」。
若い頃の無茶を思い出したいそこの疲れたサラリーマン!
これでも観て、泣け!
ジェーン・ドウの解剖
ジェーン・ドウの解剖を鑑賞した。
あらゆるレビューで書かれているがジェーン・ドウというのは英語・女性版「名無しの権兵衛」ということらしい。
つまり、身元のわからない女性の解剖を行うよ、と単純な設定だ。
かなりストレートなホラー映画で、展開が予想しやすい。展開が予想しやすいが上に怖い。
最近じゃ日本のホラー映画もバイオハザード化していて大きな音と突然のフレームインに頼らなければ観客を脅かせないようになってしまった。
今作もある意味ではその域を超えてはいないのだが、久しぶりに指と指の隙間から画面を見るということをした。
映画製作の優等生がものすごく丁寧に作ったような映画で、「はい、どうぞ」という感じの伏線や、やたら細かい解剖の描写。手引き通りの脅かし方、みたいな感じだ。
面白かった。
主演はガールネクストドアのエミール・ハーシュ。大人になった…。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 (原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them)を鑑賞した。
ハリーポッターシリーズに関しては酷く鑑賞の歩みが遅い私だが、新シリーズも1作目の鑑賞まで2年かかってしまった。
直接全シリーズとの関わりが有るわけではないが、J・K・ローリングの執筆した原作に基づいた作品だ。
ハリー・ポッターシリーズは徹底してロンドンとホグワーツを舞台にしていたが、今回はいきなりアメリカへ向かう。
アメリカでは魔法使いでないただの人間をマグルではなくノン・マジと呼ぶらしい。
シナリオアウトラインは「魔法生物学者、闇っぽい存在を倒す in America」です。
オブスキュラスという人間の闇の結晶みたいな存在と戦ったりしますが、これがAll You Need Is Kill(Edge of Tomorrow)のギタイ(Mimics)とそっくり。
主演はリリーの全てで名を馳せたエディ・レッドメイン。
前ハリーポッターシリーズと大きく異なる点は魔法学校でのシーンが全くないというところだ。
おなじみの3人はもちろん、共通のキャラクターは一切出演しない。
世界線を共有しているだけの全くの別ストーリーだ。
今回は「魔法生物」というキャッチーな存在を設け、ティムバートン作品のような印象になっている。
また、アメリカが舞台といってもセントラルパークや自由の女神が出てくるわけではなく、ただ設定としてアメリカが舞台なだけだ。現地をよく知る人ならば分かる場所があるのだろうか。如何せん時代設定が少し昔なので私にはアメリカ感はなかった。
人によってはハリーポッターの世界観がまた観られて嬉しい!作品かもしれないが、あえて批判をすると、全シリーズと比べてワクワク感が大きく損なわれてしまった。
戦ってるのが子供達ではないからだろうか。可愛い頃から親のような目線で観ていたダニエルラドクリフが出ていないからだろうか。
とにかく、「がんばれー!」とか「負けるなー!」みたいな気持ちは一切なくなってしまった。
こちらも続編ができるほどの人気なので好きな人は好きなのだろう。
キーワードは「ジョニーデップ」。
全く別作品としてみれば面白いので、ハリーポッターロスな方はご鑑賞してはいかがだろう。
Venom
Venomを鑑賞した。
マーベル系列のスピンオフといっていいだろうか。
サムライミ版スパイダーマン3で登場したヴェノムだ。
本来、原作版ではダークヒーロー的要素が強いので、サム・ライミ版よりも原作に忠実だと思われる。
配給はSony Picturesで、なんとMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)に対抗してのSony's Universe of Marvel Charactersの第一作めとのこと。
MCUとの共演は無いらしいが、Sony Picturesがマーベルと提携したスパイダーマン:ホームカミングと世界線を共有しているらしい。
スパイダーマンはいつも仲間はずれにされているが、今回、Venomとの共演は実現しないだろうか?
本作で主演を務めるのはダークナイト ライジングでヴィラン:ベインを演じたトム・ハーディだ。
成り立ちだけはサム・ライミ版3のヴェノムのほうが原作に沿っている。
そもそも、一度もスパイダーマンに取り憑いていないのにスパイダーマンを模した姿をしているのは矛盾を感じる。
ヴィジュアルはかなり原作に近く、デカイ。
自己再生能力や体格、フィジカル的にはハルクやウルヴァリンに相等するのではないだろうか。
加えて、何より進化したのはシンビオートとしてのヴェノムの扱いだ。
サムライミ版ではネチョネチョと動くスライムでしかなかったが、今回はスライムとしても自我を持っており、顔だけで喋ったり、エディの頭の中で喋ったりする。
描写はサム・ライミ版のスライムとかなり酷似している。
そしてヴェノムがかなりピュアなキャラクターとして描かれているのが本作の特徴だ。
巷ではヴェノム萌えが多発しており、なんだか奇妙な感じだ。
The Fratellis 2018年 東京公演 WWWX
The Fratellis 東京公演
2018年10月30日-31日、渋谷WWWXにて2014年から4年ぶりとなるThe Fratellisの来日公演が大阪に続き開催された。
サポートアクトNewspeakがSEからのシームレスなドラムで演奏を開始。UK遺伝子の中に強く日本のグルーブを感じる。
Vo&KeyのREIは「高校時代初めてバンドで演った曲の中にFlatheadがあった。」とフラテリス愛を語る。
GtのRYOYAは元go!go!vanillasのメンバーだ。go!go!vanillasはCreepin Up The BackstairsをSEに使用していた。ふたりに限らず、メンバー全員がフラテリスと同じステージに立つこの日を待ち望んでいたようだ。
観客達のボルテージを上げ、最後は代表曲「LAKE」でオープニングアクトを終了。
30分ほどの転換の時間を経て、再び会場の照明が落とされ、運動会、文明堂でお馴染みの天国と地獄が流れる。
耳馴染みの良いメロディに会場のクラップが重なる。お待ちかね、The Fratellisの登場だ。
ハット姿のJonは軽く会場に手を振り、一曲目「Stand up Tragedy」が始まった。
登場の熱冷めやらぬうちに、続けざまにアップナンバー「Henrietta」、「Baby Don't You Lie To Me!」がプレイされ、観客は問答無用でボルテージを最高潮まで高められた。
王道ナンバーと新アルバム曲を数曲披露し、お待ちかねの「Flathead(2007年iPod CMテーマ)」で"パラッパッパパ~"を大合唱!興奮しきった暴れ馬を鎮めるかのように新アルバムからの「I Am That」ではミラーボールの反射する光と共に幻想的なステージが会場をチルアウトした。
続いて「Everybody Knows You Cried Last Night」ではJonのギターソロが再び会場を盛り上げる。「Creepin Up The Backstairs」、「Ole Black'n'Blue Eyes」を含めた王道ナンバーが続き、「We Need Medicine」からの「Baby Fratelli」で会場のボルテージが再び最高潮に達し、サビでは大合唱が巻き起こった。
そして「A Heady Tale(オードリーのオールナイトニッポン エンディングテーマ)」をプレイし、メンバーたちはステージを去った。
会場からのアンコールを求めるクラップに誘われ、Johnが一人で再登場。
弾き語り形式の「Laghing Gas」でアンコールがスタート。優しいテレキャスターの音色とJonの渋い歌声が会場を満たす。
曲の終わりと同時にBarryとMinceも再登場し、Jonは「今日は来てくれてありがとう。」程度の素朴なMCを挟む。続いて「Chelsea Dagger」、またしても観客の大合唱が巻き起こり、サビでは遂にモッシュが開始。
一番の盛り上がりを見せ、メンバー一同も満足げだ。
「次がラストだよ。」の言付けと共に、定番のカバー曲「Run Around Sue」でライブは終了した。
【DAY1 セットリスト】
サポートアクトNewspeakが会場を盛り上げ、2日目も順調に公演はスタートした。
10月31日ということもあり、会場にはちらほら仮装をした観客の姿。そして「Halloween Blues」待ちの声が聞かれた。
天国と地獄と共にメンバー達の入場。本日は「Whistle For The Choir」でしっとりとライブを開始。DAY1と同様に「Baby Don't You Lie To Me!」と「Flathead」でみんなの心の準備運動…と思いきや早速「Flathead」でモッシュが開始。
前日と曲順を入れ替えたセットリストだが、どう見ても前日より盛り上がっている会場の熱気でメンバー達も汗だくだ。
Jonの眼前に置かれたホットカフェオレが前日よりも熱そうに見える。
途中「東京ドームじゃなくてWWWXに来たぞー!」のガヤが飛ぶ。同日に東京ドームで開催されていたのはポールマッカートニーのライブだ。同じくUKからようこそ日本へ。
あまりの盛り上がりにJonは半ばニヤけながら「A Heady Tale」で一旦退場。
すぐに再登場し弾き語りの「Laghing Gas」でアンコールがスタート。
MCでは「すごい盛り上がりだよ、ありがとう。でもまず先にこれを言わせて欲しい…、」に対して「ハッピーハロウィーン!!!」のガヤ。
「まさに言おうとしたけど、先に言われちゃった。メンバーを紹介しよう。ベース、バリー・フラテリの仮装をしたBarryとドラム、ミンス・フラテリの仮装をしたMince。そしてキーボード、正真正銘のWill Fosterだ。」とお茶目なUKジョークを交えつつ前日と同様のアンコールセトリでライブは終演。「また来るよ!」と共にメンバーたちはステージを去っていった。
結局会場が今か今かと待ち望んでいた「Halloween Blues」は演奏されなかったが、会場を出れば渋谷の町がリアルハロウィンブルーズだ。
【DAY2 セットリスト】
4年前のTSUTAYA o-eastと比べると小規模なライブとなったが、その分距離が近く、胸の奥までガツンと響くUK-ROCKを体感することが出来た。
全盛期に比べるとかなり痩せ、歳も取ったJonだが、歌声は衰えること無く、ギターは益々セクシーさに磨きをかけていた。
彼らのライブはどこまでも楽しく、洗練されている。
私は2年前、ふと立ち寄ったタイ料理屋のBGMとして流れていた「Ole Black'n'Blue Eyes」をShazamし、彼らの音楽を知った。
それからは最も好きなバンドとして聴き続けている。
Costello Musicから今回のIn Your Own Sweet Timeまで余すことなく楽曲が全てどタイプだ。こんなバンドは今までなかった。
今回の来日公演を知ったのは8月のことで、概ね3ヶ月間心待ちにしていた。
憧れのバンドを生で聴きたいという欲望と、ステージが自分の理想と違ったらという不安と戦いながら渋谷へ足を運んだが、The Fratellisというバンドと彼らのプレイする楽曲は以前よりもずっと私にとって大切なものとなった。
また来日した際は確実にまた全日参加するし、もはや彼らのためにグラスゴーに引っ越そうかという心持ちだ。
本当ならサマーソニックに立つ彼らを生で観たかった。
また来てね!
前売り7,000円 当日7,500円
IN YOUR OWN SWEET TIME (IMPORT)
- アーティスト: THE FRATELLIS
- 出版社/メーカー: COOKING VINYL
- 発売日: 2018/03/09
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る