POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

シンクロナイズド・モンスター

シンクロナイズド・モンスター(原題: Colossal)を鑑賞しました。

はい!!B級映画です!!!

colossalとは「巨大な」という形容詞です。

 

予告編で妙に惹かれて見て見ましたが、よく見たらヒロインがアンハサウェイじゃないですか。

B級なのか…?A級なのか…?と訝しみながら鑑賞する作品です。

 

シナリオアウトラインは「巨大モンスター、私とシンクロしてる」です。

もう、それ以上でもそれ以下でもない映画なのですが、この超絶意味不明な状況を軸にして時系列的にも物理的にも色々な側面から人間模様を描きます。

 

個人的にはとても好きです。

 

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まず、アンハサウェイは可愛い。

鑑賞しながら、この映画は何を発端として、何を目指して進行しているのだろう…と不思議だったのですが、最後はなんとなくうまい具合にまとめてくれます。

 

ここが好き
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アン・ハサウェイが地元で再開する幼馴染のオスカーですね。

中盤からなにやら怪しげな雰囲気を漂わせ始めるのですが、まさか…ね。

 

ちなみに、かなりゴジラを感じるこの映画ですが、かなりゴジラを意識して作っていたらしいです。

そうなんです、見終わるとゴジラ感のわりに「意味不明な宇宙人的モンスターは…なぜそれにした?」と、「なぜソウル…?」というはてなが浮かびます。

シナリオ段階でゴジラを意識しすぎて東宝から指導が入り、「形を一見してゴジラとは

違うものにすること」と「東京を舞台にしないこと」が条件になったそうですね(ぼんやりとしたリサーチ)。

ちょっとだけパシフィック・リムも感じます。

 

ポップでコメディな作品かと思いきやダークな展開もあり、なんとも消化不良を起こします。しかし、単純に謎が多くて面白い作品です。

友達とああだこうだ言いながら見るのが得策かと思われます。

 

小学生の時に何を考えているのか全くわからない謎の友達がいたそこのあなた!

ぜひこの映画をみて思いを馳せて見てください。

5パーセントの奇跡

5パーセントの奇跡(原題:Mein Blind Date mit dem Leben)を鑑賞しました。

久々にドイツ映画を見ました。

主人公がドイツ人ではないので油断していましたが、全編を通してドイツ(当たり前)でした。

 

シナリオアウトラインは「5%の視力の青年、5つ星ホテルマンを目指す!」です。

5%の視力とは?!と思う方が多いかと思います。

先天性で重症の網膜剥離が原因とのことですが、作品上の描写を信じると「かなり強く視野全体がぼやけた状態」に見えているようです。

 

つまり、ホテルマンを目指すにはかなり絶望的な状況ということです。

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あまり有名でない作品ですが、確か、YouTubeで広告が流れてきて知りました。

ふと思い出して鑑賞しましたが、何が驚きって、実話に基づいているということです。

作品を鑑賞していると、出来すぎたシナリオにもはや素人感さえ覚えますが、実際にあったことなら仕方がないですね。

現実は小説よりも奇なりとはよく言ったものです。

 

彼が人並みの人生を得るためには並々ならぬ努力が必要だったと思います。

しかも視力という外見からは判断できないハンディキャップというものは曲者ですよね。

 

ここは気になる
テーマとキャスティングと起承転結の「承」まではいいのですが「転」で完全に転じ方を間違えます。
なんともネタバレになってしまうので言及はしませんが、確実にもっといいシナリオがあったはずだと感じてしまいます。
しかし!!!現実がこうなら仕方がないのです。
とりあえずあんまり可愛くないヒロインに関してはペケを提示しておきます。

主人公とそのマブダチに関してはいいコンビだし、鬼教官のようなキャラもいい味を出しています。

 

 

字幕版だとドイツ語で何が何だかわからないので、吹き替えで見るのが得策かもしれません。

 

努力もせず出来上がった社会に文句ばかり垂れているそこのお前!

今作の主人公くらい努力してから不満を言え!!!

ランペイジ

ランペイジ 巨獣大乱闘を鑑賞した。

主演はTHE ROCKでおなじみ、ドウェイン・ジョンソン

彼が主演をつとめるとコメディ感が増してしまいますが、今作はそれで正解だったかと思います。

シナリオアウトラインは「ほぼゴリラのTHE ROCKと白いゴリラがでっかい猛獣たちを!!!」です。

 

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アイキャッチとしてアルビノのゴリラが登場しますが、人間味に溢れたこのゴリラは今作においてもかなり重要な立ち位置です。

物語としてはかなり粗が目立ち、設定にも緻密さがないですが、エンターテインメント作品としては笑いあり涙ありで楽しめました。

 
ここが好き
軽快なシナリオとアルビノゴリラのキャラクターです。
軽快さ上に緻密さを失ったものの、この映画はこのテンポ感でよいのだと思います。
ただ、ワニがデカすぎるのに対してゴリラがこのサイズっていうのは違和感を禁じ得ませんが。
 
しかし楽しく見られる映画でした。
友人とスナック片手に吹き替えでどうでしょうか。
ぜひに。
 
 

 

キャプテン•マーベル


キャプテン・マーベルを鑑賞しました。
MARVEL史上初、女性が単独主人公ということで、現代の社会構造を支援している感じがします。
シナリオアウトラインは「キャプテン・マーベルが出来るまで。」です。

何を書いてもネタバレになるので、ざっくりとした感想だけしか書けません。
とにかくキャプテン・マーベルは超つええってこと。
そしてこの作品ではキャプテン・マーベル=キャロルの生い立ちから、いかにしてキャプテン・マーベルになったかまで詳しく描かれています。
ストーリー自体もかなり練られていて、ミスリードやどんでん返しもあり楽しませてくれます。

ここは気になる

私はMARVEL作品は基本的に「超人的な力を持った人間」が活躍するお話だと思っていました。
The First Avengerキャプテンアメリカを筆頭に、トニー、ピーター・パーカー等、人間らしさを保ったもまま敵と戦うものだと。
しかし、ハルクやソー、ガーディアンズオブギャラクシー等の人類を完全に超越してしまった存在や宇宙人が出始めたところで状況は変わります。
そして戦う相手も人類の手には負えない宇宙的な存在となっていくのです。
あくまでヒューマンスケールで戦うヒーローたちがMARVELの特徴だと思っていました。
それこそがDCのトップ、スーパーマンとの違いです。
なにが圧倒的に違うかというと「負けるかも知れない」と思うところです。
それでも立ち上がるヒーローたちを見て「頑張れ!!」と思うのです。

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しかし、キャプテン・マーベルはMARVEL版スーパーマンといったところ。
空は飛べるし攻撃は効かないし、もう何でもあり。途中からは「あ、勝てるわ。」と思いながら見るしかありませんでした。
Avengers最大の武器、ハルクなんてもう噛ませ犬程度にしか見えません。
次回作エンドゲームにキャプテン・マーベルが出演するならもうサノスは負けるしかないと思うほど強いんです。
そこだけは気になりました。
いいんですけどね。

何より、強い女性は逞しい、美しい。
間違いなくいい作品なのでぜひ劇場まで足をお運びください!!

スパイダーマン スパイダーバース


SPIDER-MAN: INTO THE SPIDER-VERSE - Official Trailer (HD)

スパイダーマン:スパイダーバースを鑑賞しました。
予告編Part1が公開されてからかなり楽しみで、TOHOシネマズ予約解禁日前日23:59、いまだあ!と予約画面へ遷移して拍子抜けしました。
やはりカートゥーンというところが障壁となっているのでしょうか。


ガラガラの予約画面。余裕綽々でチケットを購入し、無事、鑑賞してまいりました。
まず、なぜそんなに拍子抜けしたかというと、メディアでのプロモーションがかなり強めだったからだと思います。テレビっ子・YouTubeっ子の私はてっきり世間はスパイダーバースを見たくてしょうがないんだと思っていたのです。
しかし、実際は思ったほどでもなかったようです。

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しかし!!!!
作品の出来は思ったとおりの最高傑作!
まさにスパイダーマン好きが作ったスパイダーマン好きのための映画といった感じ。
サムライミ版が公開されてから早17年、フリークとは行かないまでもかなりのスパイダーマン好きの私はとても楽しめました。
誰もが言及していますが、アニメーション手法がもう意味わからないですよね。
平面なのに立体的で、奥行きがあり、ピンぼけの表現方法まですべてが新鮮でした。
Pixer系のぬるぬるつるつるアニメは苦手なのですが、このアニメーション手法に関しては本当に、動くアメコミです。

 

ここが好き

これまでのスパイダーマンは基本的に孤独でした。
それが、今回はスパイダーマンが沢山いるので、責任や悲しみを共有しています。
また、サム・ライミ版へのリスペクトも見上げたもので、オマージュ含めいろいろ楽しめます。
いろんなスパイダーマンパラレルワールド上に並行して存在しており、それらが一同に会すというのが受け入れられるかどうか不安だったのですが、ひとつの作品として見ればかなり完成度が高い作品だったかなと思います。

銀魂

柄にもなく銀魂を鑑賞しました。

そもそも、銀魂の漫画を読んだこともなく、アニメも見たことがなかったのですが、

続編が制作されているということは、それなりに面白くできていたんだろうと思い、鑑賞しました。

まあ、なんとくか、テンションはデッドプールですね。

創作の世界にいることを前提にお話が進んでいく痛快なシナリオです。

 

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ここがきになる
個人的には、ふざけ倒したいのか、ちょっと真面目なのか分からず、どっちとも言えぬ気持ちで見ていた且つ、原作も知らないので純粋に楽しみきることはできませんでした。
若干の内輪感があるので注意です。
 
しかし、原作ファンは間違いなく楽しく見られるのではないでしょうか!
久々に邦画を見ました。
たまにはいいですね。

Steve Jobs

スティーブ・ジョブズ(原題:JOBS)を鑑賞しました。

マイケル・ファスベンダーが主演のものとは別です。

今作の方が2013年と早くリリースされたものです。

ストーリーはジョブズAppleをのし上げるまでのあれこれですね。

マイケル・ファスベンダーの2015年のものはどちらかというとジョブズの私生活にせまるというか、なんというか、描き方は違いましたね。

どちらも人間性にフォーカスはあてていますが、今作の方がより嫌な奴に見えます。不思議。

 

冒頭に往年のジョブズが登場し、あまり似てないなあと思いながら見ていたので、若い時代も、違和感たっぷりに見ていたのですが、若い頃のジョブズと、今作の主演アシュトン・カッチャーはそっくりです。

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鑑賞中に調べ、驚きました。

なんだか物語の再現度まで高まったような錯覚をえました。

 

ここが好き
私たちはプレゼンするジョブズのイメージはすぐにつきますよね。
しかし、こうして苦労してAppleを作り上げた上で、あの素晴らしいスピーチやプロダクトがあるのだなあと感じました。
彼の切り開いた道は決して平坦でまっすぐな道ではありません。
いろんな人を傷つけたし、いろんな人に傷つけられました。
しかし、彼ほど「カリスマ性」という言葉が似合う男がいたでしょうか。
最後には結果が付いてくるものですね。
日々向き合っているMacBookiPhoneの見え方が変わります。
彼がこだわり抜いて作り上げたプロダクトは文句のつけようのない完成度です。
 
ジョブズが亡くなってからもうそろそろ10年かあと鑑賞に浸ってしまいます。
MaciPhoneは彼の思うように進化していっているのでしょうか。
私が使っているMacは2015年製だし、iPhoneXは去年買ったものです。
亡くなってからこんなに経つのに、なぜこんなにも存在感があるのでしょう。
間違いなく平成のトップを走り抜けた経営者ですね。
 
なんて、長々とつまらないことを書いてしまいました。
これは先日鑑賞したSocial Networkから派生して見たくなった映画なのですが、
いずれも平成を代表するサービス、製品ですね。
私の親の世代と私の世代は大きく変わったと思います。
私のこの時代はやはり、私が想像できないくらい変わるんだろうなあと思います。
なんて