THE SHAPE OF WATER
THE SHAPE OF WATERを鑑賞した。
ギレルモデルトロ監督の作品は好きです。映画に対する愛を感じます。
映画だからこそ描ける物事を描きますよね。
今作品のモデルであるエイブラハムが出てくるヘルボーイも大好きです。
さて、今回の魚人は見る前のイメージよりも獣に近いものでした。
ヒロインは言葉を発することのできない女性、イライザ。
魚人も同じく喋ることができません。しかし、二人は音楽や表情を通して心を通じあわせます。
そして、大ヒットしたとは思えないほど性描写が多い作品でした。
しかし、いやらしいものではなく、あくまで比喩やツールとしての性描写です。
爆音映画祭で上映しており、そうだろうとは思っていましたが音楽が効果的に使われた作品でもありました。
ギレルモ監督はファンタジーをファンタジーのまま描写しません。CGより特殊メイクが好きだし、あくまでリアルな世界にファンタジーのエッセンスを散りばめた作品を撮ります。しかし、そうまでして描いたリアルの中にまたファンタジーを混ぜます。
見ていてとても不思議な気持ちになる映画でした。
テーマは「孤独」ですかね。
露骨な性描写もあるので、気まずくならない環境でどうぞ!