アバウト・タイム ~愛おしい時間について~
原題:About Timeを鑑賞した!
ずっと気になっていた映画だったが、想像以上に面白かった。
こういう洋画ドラマ作品みたいなものをたまに観たくなる。
WikiによるとSF恋愛映画という聞いたことないカテゴリを与えられている。
しかしまさにそうだ。
アウトラインは「タイムトラベラー、恋をする」だ。
レイチェル・マクアダムス演じるヒロイン:メアリーが素朴で可愛い。
見覚えのある顔だと思ったらいろんな作品に出ていた。シャーロック・ホームズのアイリーン、ドクターストレンジのクリスティーン、きみに読む物語、ミッドナイト・イン・パリ…。
地味な装いだと一気に素朴になる。初登場シーンはかなりグッときた。
主人公の赤毛の青年ティムを演じるのはハリーポッターシリーズのビル・ウィーズリー役、ドーナル・グリーソン。バリー・シールやピーターラビットにも出演している。
そしてティムの父親役にはパイレーツオブカリビアンでタコ船長デイヴィ・ジョーンズ、ハリーポッターシリーズでルーファス・スクリムジョールを演じたビル・ナイ。
ティムの父親の友人役で出演したのは同じくパイレーツオブカリビアンでカトラー・ベケット卿を演じたトム・ホランダー。
というかなり濃いメンツでお送りしているこの映画。
システムとしては時をかける少女と同じだと思っていただいて構わない。
イギリス、ロンドンを舞台に繰り広げられるお話は「タイムトラベル!!!」という感じはしません。
あくまでエッセンスとして取り入れ、ラブストーリーを描いたのでしょう。
タイムトラベルとともに人生を歩むティムの成長の描写もうまくできている。使い道だ。
キーワードは「秘訣」。タイムトラベルとうまく付き合う秘訣だ。
最後にティムがたどり着く秘訣は、突飛もないというほどでもない。
でも、とても心が暖かくなる結論だ。
このタイムトラベルの能力は家系に代々伝わる能力だが、こんな暖かい家系でよかったと思う。
もう一度観たい!とも思える映画だった。こう思う映画はそうないので、かなりいい映画だ(なぜか客観的)。
休日の夜に恋人とゆっくり観たりしたい映画です。
「もし昨日に戻れたらなあ」って思っているそこの社会人!
これを観て考え直すんだ!!