POPcorn

ネタバレなしで作品の良さを伝えます。

You've Got M@il


トムハンクスは良い俳優ですね。いずれターミナルを再度鑑賞し、レビューを書きたいです。

ユー・ガット・メール(原題:You've Got M@il)を鑑賞しました。

1999年の作品ですね。作中で使われるPCはとても古めかしく見えました。

登場人物が魅力的だとシナリオの良し悪しが薄れる気がするのは気のせいでしょうか。

とにかく二人ともチャーミングなのでとても良い映画だと思えました。

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街角で小さな絵本屋を営業するヒロイン・キャスリーンと、そのすぐそばにディスカウントで本を売り、カフェを併設した大規模ブックチェーンを開店する「FOX BOOKS」の御曹司ジョーの物語です。

現実世界での二人の出会いはとある休日のキャスリーンの店。甥っ子たちを連れて入った彼女の店で出会います。すでにFOX BOOKSの開業に向け自身の店が廃業に追い込まれるかもしれないということでFOX BOOKSに敵対心を抱いているキャスリーンですが、ジョーはファミリーネームを名乗らず、バレずにすみました。

しかし、作品が始まった時には二人はすでにコミュにケーションを取っていたのです。

オンラインメールサービスを使ったやり取りで、いわゆるメル友、として二人は出会っていました。肩書なしの二人は意気投合で、ほのかに恋心のようなものを抱いているものの「インターネットの世界だし」という中途半端な気持ち。

かつては日本でもチャットという物が流行していました。

10年ほど前ですかね。私もよく見知らぬ人と文字のやり取りをしていました。

そうしてコミュニケーションを取った相手が今すれ違ったあの人かもしれない、と思うのは万人に共通するのではないでしょうか。

そんな気持ちを一つの映画にしたのがYou've Got M@ilです。

現実世界では肩書のために敵対してしまうものの、ふたりともかなり魅力的な人物です。

何が面白いって、誰しもメールやLINEだと別人格になるようなことがあるかと思いますが、特に「匿名」の襷をかけると化けの皮が全部剥がれます。

良くも悪くもですが匿名中はありのままの自分になることができると思います。気にしなきゃいけない交友関係や世間体がありませんから。

現実世界で気の合う人と、オンラインで匿名で気があう人、どちらの方が運命の相手でしょうかね?なかなかの難題じゃないですか?

人間は取り繕ってしまうものですね。

キーワードは「本性」でいかがでしょう。

インターネット接続の懐かしい音を聴きたい方や、匿名の彼に気を惹かれてるあなたなんかにオススメです。ぜひ。