KNIVES OUT
Knives outを鑑賞しました。
ダニエルクレイグにクリスエヴァンスという豪華キャストで、ライアン・ジョンソン監督が「ポアロの世界観」を夢見て作った作品だそうです。
まさにオリエント急行殺人事件という世界観で物語は進みます。
シナリオアウトラインは「おじいちゃんオーバードーズからの?」です。
はじめ、ダニエルクレイグとわからないくらい思い出より歳を取っていて驚きました。
しかし、往年の私立探偵を見事に演じておりました。
看護師でキーマンとなるマルタを演じたのはアナ・デ・アルマス、イエスタデイや007にも出演しているようですね。
ここが好き
ヒロインが「嘘をつくと必ず嘔吐する」という設定で、まるで人狼のような世界で話が進んでいきます。
優しい看護師である彼女と推理さえわたるブランのなんとも言えない距離感が本作の深刻さを薄めています。
また、ポアロに憧れて作り出された世界観ははじめはもっと昔の時代という設定なのかと思うほどのゴージャスさ。
しかし、スマホも出てくるしカーチェイスだってありの現代のお話です。
それでいてシックでおしゃれな世界観が実現しています。
なんとも不思議な作品でした。
Knives are outは、なんらかをきっかけに誰かに批判の矛先を向けるような意味とのことです。
そのナイフの矛先がどこに向いているのか、考えながら見ると面白いかもしれません。
他にもいろいろな思いが詰まっているのを感じます。
日曜の昼にじっくり見てみてはどうでしょうか。