トランセンデンス
トランセンデンスを鑑賞した。
ジョニー・デップが主演したということで話題になった。
最近じゃよくある人工知能、AIを題材にした作品である。
ジョニー・デップ演じる科学者ウィル。海賊から科学者まで違和感なく演技できるジョニー・デップの才能は見上げたものである。
個人的にはアシスタント役で出ているポール・ベタニーがアツい。
何と言ってもAIの代表格、IRONMANのJ.A.R.V.I.S.役を声優としてこなし、後にヴィジョン役で出演することとなったポール・ベタニー。
AIの映画ということもあるが、根本的に好きなので嬉しい。
背が高くてイギリス訛りが素敵なダンディ。
彼もまた二枚目、三枚目を問わず演じきる素晴らしい俳優さんです。
シナリオアウトラインは「世界一の天才の意識をオンラインにアップロード!」です。
ラザロ・エフェクト
ラザロ・エフェクトを鑑賞した。
禁断のケミストリー、The Girl Next Doorに出演していたオリヴィア・ワイルドがヒロインを演じている。
丸顔チャーミングな女優さんです。
また、X-MENでクイックシルバーを演じるエヴァン・ピーターズと、スパイダーマンホームカミングでマイルズ・モラレスを演じるドナルド・グローヴァーが出演しています。
つい最近みた映画の出演陣が揃っていてなんだか変なスピンオフのような気分でした(超個人的)。
シナリオのアウトラインは「化学の力で生き返ったスーパーナチュラルヒロイン」です。個性的なキャラクターたちが狭めの世界で繰り広げるので割と分かりやすい内容でした。
個人的にかなり興味深いテーマで、楽しみに鑑賞しました。
でも内容としてはB級ホラーです。サベージ・キラーをみた時と同じ感覚です。
もうちょっと化学よりの内容にして、脅かすシーンを抑えめにしたら面白くなったと思います。どちらかというと倫理的な方向性で話を…。
ということで、ほぼゾンビ映画ですね。
私はあまりゾンビ映画が好きではありません。がしかし!!この映画は評価したいです!
久々にドキドキしながらホラー映画をみました。脅かし方がうまいんですかね。
人間的な怖さもエッセンスとして入っていて、ジャパニーズなホラーを少しだけ感じました。
というわけで、ゾンビホラー映画として割り切って見れば○です!
小悪魔、いや、悪魔的オリヴィア・ワイルドの可愛さもあり、まあ、みても損はないかなというところです。
でももっと面白く出来たはず!!!
キーワードは「ワンちゃん」。ワンちゃんどこ行ったん!!!!!!
夏の終わりにホラー映画でも、という方。ぜひ!
Raw 少女のめざめ
Rawを鑑賞した。
これまたかなりの問題作だ。
シナリオアウトラインは「ベジタリアン、肉に夢中」。
高校卒業までベジタリアンとして育ってきたヒロイン:ジャスティーヌを演じるのはギャランス・マリリエ。フランスの映画なので知らない方が大半でしょう。
世間知らずで箱入り娘、男性経験もなく、奥手でコミュ障というヒロインを見事に演じています。
狂気じみた演技も必見です。
獣医科大学に入学したジャスティーヌは新入生歓迎の儀式によってうさぎの腎臓を無理やり食べさせられます。
人生初めての肉の味によって彼女はどう変わってしまうのか。
ひとりの少女が色々な意味で成長するこのシナリオと描き方は好みが分かれるでしょうか。
そんなに無駄な描写もなく、スッキリまとまっていたし伏線回収もあったので私は満足でした!
特にヒロイン役のギャランス・マリリエ、今作ではどこか闇のある顔つきや目つきをずっとしていましたが、実際はとっても可愛い女優さん。
こんな透明感のある彼女があんなに闇のある役を演じきるとは、女優です…。
他の作品もみたみたいと感じさせる怪演でした。
ワイルド 私の中の獣
原題:WILD
いやあ、非常に興味深い作品でした…。
変態系ドイツ映画ですが、かなり問題作です(いい意味で)。
まずポスターが興味深すぎますよ。いや、テーマが興味深すぎますよ。
劇中でもかなりきわどいシーンが続きます。
トップレスもありますので視聴の際はご注意を。
シナリオアウトラインは「狼を愛した」です。
一人寂しい生活を送るヒロイン:アニア。
内気で自己主張が苦手。コミュ障で恋愛も下手くそ。
そんな彼女がかなりワイルドに変貌をとげます。
例えるならば…、現代版欧米版もののけ姫でしょうか。
かなりセクシーなもののけ姫ですね。
彼女がどうしようもなく狼に惹かれる理由はなんなのか。
最近はリアルな動物をCGで作ってしまうことができる時代ですが、
この映画では本物の狼を使っています。
つまり、あのシーンもあのシーンも本物の狼です。
って思いながら見ると、興味深いです。
しかし、テンポは悪く、そうきたか…という展開です。
かなり暇な時に気長に一人で見るべき作品ですね。
キーワードは「変態」。
多くの人が共感できる性癖ではないでしょう。
こういう人もいるのかなあと半信半疑で視野を広げたい方。
ぜひ!笑
クロニクル
クロニクルを鑑賞した。
シナリオアウトラインは「ある日突然超能力に目覚めたら…」です。
男女問わず誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
それをPOV形式で作品としてまとめたものです。
主人公アンドリューを演じたのはデイン・デハーン。
アメイジング・スパイダーマンシリーズでハリーを演じましたね。
今回は大いなる力を授かる側です。
主人公アンドリューは冴えない高校生。
ある日自分の生活を全てビデオカメラに納めることにします。
これはまあ、不自然極まりないですがPOV形式にするための前書きですね。
別にPOVじゃなくてもいい気がしますが、ちょっとだけ臨場感がでます。
設定が曖昧だったりCGの質が低かったりしますが、全体としては満足です。
普通の高校生、しかも冴えない高校生がある日突然超能力に目覚めたらこうなるだろうなあ、と丁寧に描写しています。
そのパワーが徐々にエスカレートしていくのが物語の核です。
さあ、最後にはどうなってしまうのか。
主人公の性格です。
JUMPERという超能力映画でもそうでしたが、超能力に目覚める者が必ずしもものすごく正義感が強いとは限りません。
実際自分が超能力に目覚めたら身勝手に使うと思います。
そういう人間味溢れる主人公というのは感情移入しやすいし、現実的でもあります。
デイン・ハーンの演技はとても思春期な感じをうまく表現しています。必見です。
84分という短時間でライトにみられる作品でもあるので、
友達と自宅で時間つぶしに〜なんて時にぴったりです。
キーワードは「思春期」です。
自分だったらどんな風に超能力を使うのか、考えながらみてみてください!
禁断のケミストリー
原題:BETTER LIVING THROUGH CHEMISTRYを鑑賞した。
シナリオアウトラインは「冴えない薬剤師が薬で人生を切り開く」です。
サム・ロックウェル演じる主人公バーニーは妻、子供、義父に虐げられながら薬局の店長として働いていた。
ある日、豪邸に住む美女エリザベスに出会い、人生が一転する。
今回は主人公です!
ヒロインを演じるオリヴィア・ワイルドはThe Girl Next Doorに出演していました。
The Girl Next Doorでは尻軽ブロンド女の役でしたが、今回はかなりの出世です。
丸顔がキュートですが、今回の謎の美女も見事に演じています。
彼女との出会いによって人生の歯車が狂い始めるバーニーのお話です。
どんな時代もどんな人種でも恋は人の人生を狂わせますが、今回はどうでしょうか?
この作品も主人公の変容がよく描かれています。
最初は本当に冴えない男なのですが、ドラッグと美女によって変わっていきます。
どう変わるかは作品を鑑賞してのお楽しみです。
シナリオとしてはベッドシーンやドラッグが含まれますが、描写は非常にライトです。
ヌードもありません。
どちらかというと軽快な展開とコミカルな描写を楽しむ作品。
時間も短いので「ちょっと映画でも…」という時にぴったりです!
とてもスッキリする作品でもあります。
個人的には美女の旦那と対面するシーンがクライマックスです。
キーワードは「ニンジャ」。いや、エッセンスでしかないんですが。
破天荒な生き方をしてみたい!という方!この作品をみて考え直してみては?
安定した人生ももしかしたらいいかもしれません。
PET 檻の中の乙女
PET 檻の中の乙女(原題:PET A LOVE STORY)を鑑賞した。
知っている人は少ないのではないだろうか。
かなり衝撃的な作品だった。サイコホラーです。
血の気の多い場面もあるので注意!
ドミニク・モハナン演じる主人公セスは動物保護センターで働く冴えない青年(中年?)。ある日、高校時代の後輩で人気者だったホリー。
彼女との再開に運命的な何かを感じてしまうセス。
ネットストーキング、ストーキングを繰り返し、思い高まり誘拐、監禁してしまう。
シナリオのアウトラインは「運命の再開で壊れてしまうセスの人生」です。
精神的な二人の攻防が見ものですが、日常の描き方も特徴的です。
特にセスの日常。かなり猟奇的な生活を送っているにもかかわらず日常の場面が詳細に描かれます。
特に歯磨きのシーンが印象に残りました。何度か出てくるので気にして見てみてください。
あと、個人的に本国のポスターの方が断然好きです。
キーワードは「真実の愛とは…」です。
原題サブタイトルがA LOVE STORYというのもいいですね。
ペットを飼っているみなさま、ぜひ。